川崎フロンターレ 0014 catorceの中村憲剛インタビュー その1

サッカー戦略スポーツ

0014 catorce 中村憲剛登場

中西哲生氏、戸田和幸氏、小澤一郎氏が中心になって2018年3月に立ち上げた動画コンテンツチャンネル「0014 catorce」に中村憲剛選手が登場しました。

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中西哲生氏、戸田和幸氏からの質問に答える形でインタビューが進みます。2018年12月25日から4回に分けてアップロードされることになっています。

初回 中村憲剛はなぜ守備が上手いのか?

初回のテーマは「中村憲剛はなぜ守備が上手いのか?」となっていますが、中村選手の守備だけでなくフロンターレ全体の守備の考えかたについて聞き出しています。

ここで私にとって興味深かった点を挙げます。

最前線が守備のスイッチを入れる

これは既にいろんな所で中村選手が話していましたが、チームメイトとの連動も含めて詳しく話が聴けます。

中村選手が守備のスイッチを入れた時に、自分で取り切ることが重要ではなく、相手のボールホルダーが(苦し紛れに)パスを出した先でボールを取ることがチームとしてのボール奪取のやり方である。

中村選手が自分でやりきっちゃった試合もありましたけどね。第9節鹿島戦とか第15節清水戦は自分で追い込んで奪って得点までしてますし、第25節の札幌戦の家長選手のゴールも中村選手が相手からボールを取ったものでした。

2列目までの選手でボールを奪取した機会が多かったのも2018シーズンの特徴だと思います。

パスが出てくるところを狙い撃ち

前線からの守備がよく効いていたシーズンでしたが、当然前線に連動して後ろの選手もボール奪取に動くことになっています。

そこでの後ろの選手達のポジショニングとして、相手のボールホルダーが、「ピッタリとは付いていないけどパスを出したら取られる」と思わせる程度にマークする。

ピッタリとマークしてしまうとそこにはボールが出てこないし、他のスペースが空いてしまう。少しスペースを空けてマークすることで、あえてそこにボールを呼び込み、取り切ってしまうことを目指している。

これが上手くはまり、最終ラインまでボールを運ばれることはあまりなくなった。

確かにルーズボールの回収を含めて中盤より前でボールを奪取するシーンは増えています。センターバックの谷口選手と奈良選手がセンターラインを超えてプレーすことも多く、相手陣にいる人数が多いのでボールの回収するチャンスも多くなります。

ただ、前線から守備がうまくはまらず、ボールを自陣まで運ばれてしまったときには、その原因の追及は厳しくやっているようです。

前線の選手がプレッシャーをかけたにも係わらず、相手の最終ラインから攻撃の選手までパスが繋がると、何で?ってききます。その時はチームでよく話をします。

連動した守備がチームのベース

中村選手らが前線から守備のスイッチを入れることで、周りの選手は必然的にそれについていって守備をしなければなりません。一人でもサボるとそこが穴となって突破され、自陣ゴール前まで運ばれてしまいます。チーム戦術をぶちこわしてしまうのです。

前線の選手は連動した守備ができないとゲーム出場の機会が与えられない。

興味深い発言です。

新入団してきた選手がフロンターレのサッカーにフィットするには時間がかかるといわれています。それは主にボールを扱う技術を高めなければならない、とか、パスを出して動くという基本が身につけなければならないとか、基本的な技術と戦術を身につける為と理解してきました。また攻撃面ではむやみに急いだ攻撃をせずに、じっくりボールを回しながら相手の穴を見つける目を養うためには時間がかかるのだろうと思っていました。

ところが、このインタビューで中村選手は、「守備ができない攻撃の選手は出場機会が与えられない」と発言しました。

攻撃的な選手は多くいますが、先発メンバーが限定されているのはこれが理由でしょう。となると簡単には解決しない可能性もありそうです。中村選手、小林選手、家長選手、阿部選手、知念選手と比較すると、それ以外の選手は守備面で大きな差があるように思います。

第4回までつづくシリーズ

第1回は20分程度の長さでしたが、それでも聞き所が満載でした。第4回まで毎日リリースされるそうです。明日以降も期待しましょう。

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