川崎フロンターレ 0014 catorceの中村憲剛インタビュー その2

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0014 catorce 中村憲剛インタビュー その2

初回のテーマは、中村憲剛はなぜ守備がうまいのか?、でした。第2回も引き続き守備の話です。テーマは「川崎Fの最少失点優勝を支えた「ブレイク」の意識と「リプレイ」されなかったベガルタ仙台戦の守備」です。今回も聞き所満載です。

川崎Fの最少失点優勝を支えた「ブレイク」の意識と「リプレイ」されなかったベガルタ仙台戦の守備。【中村憲剛インタビュー2/4】
0014catorceのメンバーが注目の人物にインタビューをする、「THE INTERVIEW」。 今回は、川崎フロンターレの中村憲剛選手をゲストに迎え、中西哲生、戸田和幸がお話を伺います。 第2回(全4回)の「「#2-(2)」は、最少失点で連覇を達成した川崎フロンターレにおける前線の守備と中村選手の「ブレイク」...

「ブレイク」と「コントロール」

今シーズンはトップ下で先発して試合途中でボランチに下がることもあった中村選手ですが、それぞれのポジションでの守備について語っています。

トップ下での守備

前線での守備について雄弁な語りが続きます。

前線からの守備は数的不利から始まるので難しい。トップ下での守備の醍醐味は、相手を困らせてボールを奪うきっかけを作ること

中村選手は、元々ボランチから始まっているので前線の選手がどう動いて欲しいのかが分かっていたことが、今の自分の動きに繋がっていると説明しています。これには納得です。

前線の守備を突破された場合には速やかに戻ることを要求されている。体力的には厳しいところがあるが、それをやらないと試合に出してもらえない。

中村選手が戻るんだからそれ以外の選手も戻らないわけにはいかないです。

ボランチでの守備

トップ下で出場した試合でも、試合途中でボランチに下がることもあるが、その際の頭の切り替えはどうしているのか、戸田氏からの質問に対して、

ポジションを移った瞬間に頭をきりかえる。ボランチは先にアクションを起こせない。前線の選手が動いてからすべてが始まる。思い通りに動かない前線の選手に対してものすごいストレスがかかる

ボランチでは周りの選手を動かしながらゲームをコントロールすることが必要である。一方、前線ではブレークするのが役割である。

ブレークとは「乱すこと」ぐらいの感覚でしょう。相手最終ラインの考えていることを実現させないように、プレッシャーをかけ続け嫌なことを繰り返すのだと思います。

トップ下での守備を学んだ方法

戸田氏から、どこでトップ下の守備を学んだのかとの質問に対しては、このように答えています。

ペップ(現マンチェスター・シティの監督、ジョゼップ・グアルディオラのこと)の本を読むとかしていた。勉強になったのは2017シーズンのトップを務めた時の阿部選手の動き。相手に寄せる迫力やコースの切り方を見ていて、自分も見よう見まねでやってみた。

どこからでも学ぶことができるのが素晴らしい。38才になっても成長し続けるのは、こういう意識からなんでしょう。

プレーの言語化の上達について

これまでの中村選手の説明を聞いてきて、中西氏と戸田氏が、こんなに言語化がうまくなったのは何故かと考える。

言語化の上達

中西氏は自分の考えを披露します。

インタビューをうける機会が多いことがその理由の一つであろう。インタービューアーの質問に答えるためには自分のプレーを説明しなければならない。そこで言語化が磨かれる。

中村選手はそれに加えて、こう答えています。

ボランチでの経験が大きい。ボランチは、周りの選手に目を配り、彼らを動かさなければならないので、自分の思うことを伝えなければならない。

誰でもそうだと思いますが、考える行為は言語化に他ならないと思います。時には紙に書き出して自分の考えを整理したりすることは日常生活でもあることです。中西氏、中村選手の意見に深く頷きました。

ボランチで選手は成長する

戸田氏、中村選手はそろって、ボランチは考えることが多いと説明しています。フロンターレのボランチは大島選手、守田選手と若い選手が活躍しています。中村憲剛という大先生の下でますます成長していくことが容易に思い浮かびました。

中村選手とプレーがしたいといって移籍してきた選手も過去にいたぐらいですが、これだけの知識と頭の回転の速さを備えて、プレー技術も高く、向上心にあふれた中村選手から学ぶものは本当に多いのだろうと思います。

仙台戦の得点シーンのリプレイ

最後は戸田氏がDAZNで解説を担当していた第24節仙台戦の中村選手の得点シーンについてです。このあたりからは3人とも疲れが出てきたような気がしました。ハーフタイムに息を整えて、後半戦に臨んでください。

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