J1-05節 広島戦 柔軟性のない原理主義 

ワルンタ01J1リーグ

試合情報

2018年J1リーグ 5節

2018年3月31日 16:00 KO
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs サンフレッチェ広島

試合結果

川崎フロンターレ 0 – 1 サンフレッチェ広島
得点者
パトリック(85分、広島)

フロンターレ先発メンバー

1列目 大久保
2列目 阿部 中村 家長
3列目 森谷 ネット
4列目 登里 車屋 谷口 エウシーニョ
G K ソンリョン

フロンターレ交代選手

小林 in、森谷 out(60分)
守田 in、阿部 out(74分)
長谷川 in、登里 out(78分)

試合内容

今シーズン失点1の広島

伝統的に当たりの強い広島ですが、今年はまず守備を整備してきたといっています。ここまでの試合を見るとチームとしての攻撃は捨てているとさえ感じますが、川辺選手や柏選手が前を向いてドリブルしてくると止めるのは難しくなります。この試合は川辺選手がスタメンから外れていたので前への推進力がなかったのですが、ティーラシン選手の代わりに工藤選手が入ったため、前線の守備は徹底された印象がありました。

4重事故

当たり(フィジカル)の強いチームをフロンターレは苦手にしていますが、組織だった攻撃のない広島相手に流れの中で失点することはないだろうと思っていました。何かあるとすれば事故です。ゴールから遠ざけておけば事故が起きる可能性は低くなりますが全体を通してそのようなプレーができていました。

失点のシーンは事故(オフサイド見逃し)に事故(ソンリョン選手のパンチミス)、さらに事故(こぼれ球の前に相手がいた)が重なったもので、これだけ事故が重なれば失点となります。得点が取り消されたのも事故といっていいでしょう。結局4重事故で敗戦でした。

事故を避けることはできないのでしょうか。事故が起きればそこがクローズアップされますが、事故が起きたのは90分のうちの2場面です。それ以外の時間帯に勝利に結びつけることはできたはずだと思います。

柔軟性のない原理主義

先週は日本代表の試合がありました。ハリルホジッチ監督は縦に早い攻撃を指示し、選手は柔軟性なく監督の指示を実行に移しました。どうやら監督の「縦に早い攻撃原理主義」に対して選手達の考えを主張できないということのようです。早いパスはことごとく相手にわたり、試合は落ち着かず、ゲームの主導権を握る時間なく時は進み試合は終わりました。

フロンターレ鬼木監督はこの試合で前半からワイドに使うよう指示を出し、ハーフタイムにもサイドに起点を作るよう指示を繰り返しました。それでも改善せず布陣まで3−4−3に変えワイドに張るようなポジション変更までしました。89分のシーンは得点は取り消されましたが、車屋選手がサイドからの仕掛けでセンタリングをあげゴールネットを揺らしたものでした。

リードされると中央突破なんて関係なくなり、ロングパス、早い攻め、大きなサイドチェンジ、1対1の仕掛けなど、試合の最初からはなかなか見られない攻撃が出てきます。なぜこのような攻撃は普通にできないのかといつも思います。

日本代表は監督が戦術にこだわりすぎているのに対し、フロンターレは選手達がが戦略にこだわりすぎているのではないかと思います。「中央突破原理主義」です。監督ではなく選手達が執着してしまっていることに懸念が増します。

今シーズンはトップに入った知念選手がサイドに流れてロングパスを受けたり、最終ラインの裏を狙ったり、中央突破とは異なる攻撃に取り組んでいると楽しみにしていました。中央突破原理主義にどこまで取り憑かれてしまうのか、今シーズンの成績に関わってくるような気がしています。

雑感

  • パスが雑になっているのはなぜか。休養は十分できたはずなのに。
  • ネット選手は上出来。今後適度な休養を与えながら使うこと。彼がいなくなると大変なことになる
  • 森谷選手は特徴が出ていた。よく動いてボールを受けパスを散らしドリブルでも運ぶ。守備の面でも安心させてほしい。
  • 失点する前に大久保選手、阿部選手、家長選手と決定的なチャンスはあった。

次の試合

4/4 ACL-MD5 上海上港戦 アウェイ

次の試合は中3日で上海で戦います。勝ち抜ける可能性はとても小さくなりましたが、監督の選手起用に興味がわきます。また長老は日本で留守番のようです。

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