J1-13節 FC東京戦 ルールのあるチームとないチーム

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試合情報

2018年J1リーグ 第13節

2018年5月5日 14:00 KO
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs FC東京

試合結果

川崎フロンターレ 0 – 2 FC東京
得点者
橋本(14分、東京)
森重(69分、東京)

フロンターレ先発メンバー

1列目 知念
2列目 斉藤 大久保 田坂
3列目 守田 大島
4列目 車屋 谷口 奈良 武岡
GK 新井

フロンターレ交代選手

中村 in、知念 out(46分)
小林 in、田坂 out(57分)
長谷川 in、斉藤 out(75分)

東京 リスクを負わない試合運び

思わず吹き出した東京の最初のゴールキック。試合開始直後に、東京GK林選手は大きくフロンターレ陣に向けて蹴りました。ええっ、数年前のアビスパ福岡か?と思いましたが、自陣からボールを回すことは一切考えていない東京のサッカーに思わず吹き出してしまったのでした。こんなチームに負けてはいけないと思いながらも、セットプレーで2失点。完敗でした。

長谷川監督就任1年目で、チーム内競争も激しいのでしょう。選手達がハードワークしていることはわかりました。当たりは強いし、よく走るし、競争がいい結果を生み出していると思いました。基本的には前線の2人以外は守備しか考えていないようで、サボることなくハードワークをしていました。自分の守備エリアでは絶対に負けない、とのプレーは鹿島の選手達を彷彿させました。CBの2人は防波堤のように真ん中でどっしり構えていましたが、周りの選手が良い守備をするので、CBまで迫ることはほぼありませんでした。

ルールのあるチームとルールのないチーム

東京が「かっちりとしたルールのもとで選手達が全力を尽くす」式のサッカーだとすれば、フロンターレはルールのないサッカーです。かっこよく言えば、「選手達は自由な発想のもとで意識を合わせアドリブで相手を崩していく」と言うことなのでしょうが、全く機能していません。

風間前監督が退任してから2年目に突入し、自由な発想が欠けてきているように思いますし、意識も合っていません。監督も練習方法も変わって、新しい選手に同じことを伝えることはできないのはわかりますが、「ボールを出して動き、またボールをうけて動き」というフロンターレのモットーが、結局は選手達をボール回しだけに終始させていると思います。ゴールにつながるまでの発想も経験値もないように思えます。どのように点を取ったらいいのかわからないのではないでしょうか。しかし、ルールがないので自分たちで解決するしかないのです。早期の復活は難しそうです。

広く・早く

風間前監督時代の試合前のウォーミングアップを初めて見たときに驚いたことは、”鳥かごボール回し”のエリアが極端に狭かったことです。今では普通のこととして見ていますが、明らかに相手チームの鳥かごより狭い。これが試合の中でもよく現れます。相手陣サイドにボールを運んだときに、味方選手が寄って行き3、4人でボールを回して崩そうとします。ゴール前に運んだときも選手達が集まり動きで相手をはずそうとしてます。

サイドでも真ん中でもそのエリアを攻略している時に相手CBを引っ張り出せればよいのですが、フロンターレを研究してくるチームはそんなことはしません。東京のCBがそうであったように、相手に食いつかずにゴール前でどっしりと構えて、ボールがこぼれてくるのを待っているのです。特に最近のフロンターレは雑なパスが多いので、受ける方もきれいにコントロールできずに、簡単にボールを失ってしまいます。

研究されている以上、攻撃に新たな工夫が必要なことは明らかです。前にも書きましたが、シーズン前半に知念選手を使って相手の裏を狙う攻撃がありました。これを新しい試みとして見ていましたが、いつの間にか、「知念選手頼みはよくない」との反省の弁がでてきて、裏への攻略は影を潜めてしまいました。フィジカルの強い知念選手は裏へのパスやサイドに流れるパスをキープする能力が高く、それを使わない手はないと思います。パスがつながらなかったとしても、前後の揺さぶりは試合を通して攻略の幅を生みます。

現在の左右の揺さぶりも、相手が嫌がるような揺さぶり方ではなく、相手守備隊形の外を回ってサイドチェンジすることがほとんどです。何度も言うようですが、それでは相手の真ん中の守備(CF)を慌てさせることはできません。

攻撃力のある前線が揃っているのです、彼らは相手1人ぐらいならかわすことができると思います。身方2対相手3ぐらいなら相手を崩すこともできる筈です。早めにボールを預けて敵の守備体系が固まる前に攻撃させるべきです。とにかくGKからCB、ボランチが受けてから前へのフィードが遅すぎます。早くボールをもらって攻撃を仕掛けたいFWにストレスがたまるわけです。

このためには選手達がもうワンステップ上達しなければいけないことがあります。長距離のパスの正確性と早く動いている(走っている)時のプレーの正確さです。これができる選手達だと信じています。

雑感

  • 斉藤選手 パスをつなぐことに気を遣いすぎでは?もっと自分を出していいと思う。
  • 知念選手 いいことろなし、というか、周りがうまく使えていない。
  • 大島選手 違いを生む選手になりました。もう一列前でプレーするところを見たい。
  • 米山コーチ(守備担当) これだけセットプレーでやられるとなると責任問題です。

次の試合

5/12 J1-14 柏戦 アウェイ

休んだ選手達が戻ってきますし気持ちのこもったプレーを期待します。次の清水戦までも1週間空きますので、思う存分戦ってもらいたいです。これでだめならW杯期間中に大きくてこ入れしないといけないでしょう。ネット選手とソンリョン選手の心技体に期待します。

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