J1-25節 G大阪戦 この先発の善し悪し

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試合情報

2018年J1リーグ 第25節

2018年9月1日 19:00 KO
パナソニックスタジアム吹田
ガンバ大阪 vs 川崎フロンターレ

試合結果

ガンバ大阪 2-0 川崎フロンターレ
得点者
渡邊(7分、大阪)
ファビオ(55分、大阪)

フロンターレ先発メンバー

1列目 小林
2列目 阿部 中村 家長
3列目 守田 大島
4列目 登里 車屋 谷口 エウシーニョ
GK ソンリョン

フロンターレ選手交代

大島 in、斉藤 out(41分)
中村 in、知念 out(66分)
エウシーニョ in、鈴木 out(77分)

攻撃的な守備のチームが負けるパターン

フロンターレはリスクと取らない守備のチーム

以前フロンターレは守備の強いチームになったと書きました。それも守備の強い攻撃型チームだと。ボールを保持し相手を押し込むことで、相手に攻撃をさせずに押さえ込んでしまう守備です。なかなか高度なことをしていると思いますが、相手がその試合運びを受けるつもりいる場合には崩すのに苦労しています。

この試合では降格を防ぐために必死なG大阪が、アデミウソンをベンチに置いてまで守備に徹してきました。今野選手を中心に体を体に当ててくるやり方で守備をしてましたが、この荒っぽいディフェンスになかなか前に進むことができません。フロンターレの弱点の一つといえますが、なかなか対応できていません。攻撃ではうまくいかないことが多かったのですが、決して守備で悪かったわけではありません。相手の攻撃を受けて危ない場面はほとんどありませんでした。

守備を中心に考えているチームが、得点を狙えるのがセットプレーです。この試合はセットプレーから2失点。見事に相手の思うつぼでした。ボールを保持して相手に攻撃させずに流れの中では危ない場面はないものの、セットプレーには試合の支配による守備が効きません。守備の強いチームになったと言いましたが、まだセットプレーでの守備については手がつけられていないのかこの失点パターンが目立ちます。現行の先発メンバーではその対応が難しいのでしょうか。

最終ラインのメンバー選択

現在フロンターレの最終ラインの第一選択は、右から、エウシーニョ選手、谷口選手、車屋選手、登里選手の4人になっています。19節の浦和戦に敗れてからこのメンバーで結果を出してきました。それまでCBとして出場していた本職の奈良選手を外してまで、車屋選手をCBに起用し始めました。先日の天皇杯では奈良選手も舞行龍選手も試合に出場していましたので、CBを本職とする選手達も試合に出られる準備はしているのだと思います。ただ鬼木監督の選択がこの4人なのでしょう。

なぜこの4人が選ばれているのでしょうか。奈良選手は屈強な体で相手のパワーに負けない守備が特徴で、車屋選手は俊敏でボール扱いの技術が高いことが特徴だと思います。この2人の特徴を考えると、ボール保持を前提に考える現在のフロンターレでは車屋選手をCBに起用するのは理にかなっていると思います。ボール支配を高め相手陣で試合を進めることが多いフロンターレのCBは試合の組み立てにも積極的に参加しますので、ボール扱いが上手でなければなりません。また、守備にまわらなければならない場面は相手のカウンターが中心で、そのカウンターを防ぐ為にはCBは出足が早くスピードでも優れている選手が必要になります。この条件を満たすのが、奈良選手より車屋選手なのです。守備に回ることが多いチームでは頑強でパワーのあるタイプのCBがゴール前に陣取っているほうが良いかもしれませんが、現在のフロンターレはそうではありません。

一方で車屋選手の代わりに入っている登里選手の特徴は何でしょうか。登里選手は元々攻撃の選手なので、サイドからの突破は車屋選手に劣りません。その上、サイドに張るだけでなくふらふらと中に入ってきたり、相手のマークを困惑させるようなポジション取りの妙があります。ポジションを変えながら周りとのパス交換で崩すこともでき、登里選手は攻撃面で重要な役割を担っています。

このような理由により最終ラインのメンバーが決まっていると思いますが、セットプレーとなると、必ずしもメリットばかりではありません。相手選手にフィジカルで負けない身長が高く体が強い選手がいてくれた方が良いのです。

これからどうするのか

レギュラーメンバーでは流れの中で危ない場面は少なくなると思いますが、セットプレーの守備を考えると別の選択もあると思います。対戦相手もフロンターレのセットプレー守備に弱点があることは気づいていると思いますし、セットプレーでの得点の為にいろいろと工夫をしてくるでしょう。

次戦はルヴァン杯です。この試合には若手選手の出場の義務がありますし、日本代表選出の小林選手と車屋選手は出場ができません。そのうえ、大島選手が怪我で日本代表を辞退したところ守田選手が選ばれましたのでレギュラーメンバーから4名出場できないことになりました。レギュラーメンバーとそれ以外のメンバーの融合にあまり熱心でなかった鬼木監督ですが、ルヴァン杯にどのようなメンバーで臨むのか興味は尽きません。

雑感

  • 守田選手 ちょっと背伸びし過ぎた感じです。背伸びしないと成長しないので悪いこととは思いません。大島選手、中村選手がいない中で、どんなプレーをすべきなのかたっぷり悩んで大きく成長して欲しい。
  • 小林選手 シュートが正面を突きますな。
  • 家長選手 独特のリズムでプレーするため周り合わない事があります。でもその独特のリズムが鋭い攻撃につながることも事実です。なんとかしてうまくいかないかな。
  • エウシーニョ選手 苦しいときに何かを起こしてくれるのはエウソンです。なぜ交代させちゃったのか。

次の試合

9/5 ルヴァン杯 鹿島アントラーズ アウェイ

広島に逆転負けのアントラーズもなかなか調子に乗れていません。ただ、フロンターレは飛車格落ちとなります。あまりリーグ戦に出場していない選手を使うことを考えると厳しい試合になること必至です。

おまけ

アジア大会で女子は優勝、男子は準優勝となりました。結果を見るとおめでとうと言って良いのでしょう。しかし、ヤングなでしこを含む女子の充実度に比べて、男子チームはどうでしょうか。U21代表には問題が多いと見ました。来週はフル代表がお目見えですが、U21と同様の戦術になるのなら期待薄ですね。

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