川崎フロンターレ 2連覇達成 来シーズンに向けて その2

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ワールドカップ中断期間前後の選手起用の変化

2018シーズンは夏にワールドカップが開催され、その約2ヶ月間はJリーグは中断期間となりました。中断期間中には大久保選手がジュビロ磐田に、エドアルドネエット選手は名古屋グランパスに移籍しました。両選手とも前半戦には主力として試合に出場していましたので、その影響は大きかったと思います。その中断期間前後での選手の出場時間を調べました。前後半での活躍した選手の推移と大久保、エドゥアルドネット両選手の移籍の影響を誰が吸収したのかも見えてくると思います。

前後半の区切りは7月11日の天皇杯3回戦までを前半として、7月18日のJ1リーグ16節コンサドーレ札幌戦からは後半としています。

前半戦の出場時間

前半はACLとJ1リーグの並列進行で厳しいスケジュールで試合が進行しました。正直に言うとXerox Super Cupで新人の守田選手が途中出場したこととその後に出場機会を獲得したにとには驚きました。

全般的には2017シーズンの選手を中心に出戻りの大久保選手が出場機会を得ています。

前半期間の試合数は、全24試合(総試合時間:2190分)で内訳は以下の通りです。

  • Xerox Super Cup:1試合
  • ACL:6試合
  • J1リーグ:15試合
  • 天皇杯:2試合(内1試合は120分延長戦)

出場時間の多い順に20位までリストにしました。色付き(青と赤)で示した選手は、総試合時間に対して1/3以上出場している選手で合計15名です。1/3出場している選手は理論上は3試合に1試合はフル出場している事になります。このくらい試合に出ていれば準主力として活躍したといえると思います。

赤色は中断期間中に移籍してしまった選手です。

1/3以上出場している選手を見るといつもの顔ぶれが並びます。大久保選手は出戻りとして別に考えると、新入団選手としては守田選手一人だけがランクインしています。後半に出場時間を増やした斉藤選手、鈴木選手、下田選手は20位には入っていません。

選手名出場時間(分)出場試合(数)出場時間/試合(分)
谷口彰悟20102291.4
車屋紳太郎19012190.5
家長昭博17632184.0
チョンソンリョン17201990.5
エウシーニョ15441885.8
大島僚太15181884.3
奈良竜樹13311588.7
中村憲剛13181873.2
小林悠12901775.9
エドゥアルドネット12471677.9
阿部浩之12091867.2
守田英正10852054.3
大久保嘉人9101753.5
知念慶7811745.9
登里享平7541453.9
長谷川竜也6361542.4
森谷賢太郎5901059.0
エドゥアルド528775.4
新井章太450590.0
武岡優斗379663.2

後半戦の出場時間

後半戦は今シーズン入団した選手が出場時間を延ばした印象がありますがどうでしょう。

現時点では残り2試合を残していますので、後半期間の試合数は、全21試合(1890分)で内訳は以下の通りです。

  • J1リーグ:17試合
  • 天皇杯:2試合
  • ルヴァンカップ:2試合

前半と同じように全試合時間数の1/3程度出場している選手を主力としますが、青色で示した知念選手までの13名となります。

選手名出場時間(分)出場試合(数)試合時間/試合(分)
谷口彰悟18002090.0
エウシーニョ17322086.6
中村憲剛16582082.9
家長昭博15381885.4
チョンソンリョン15051788.5
小林悠14731786.7
大島僚太14171878.7
奈良竜樹13501590.0
車屋紳太郎13501590.0
登里享平12932064.7
阿部浩之12781775.2
守田英正11461481.9
知念慶6482032.4
鈴木雄斗4381824.3
下田北斗427671.2
斉藤学4201332.3
新井章太384576.8
舞行龍ジェームズ270390.0
長谷川竜也261737.3
赤崎秀平207369.0

後半の特徴は以下の2点であると思います。

  • 選手の固定化
  • 新入団選手の活躍

選手の固定化

一つ目は選手の固定化です。1/3以上出場している選手が13名に減少しています。前半戦の出場時間が多かった選手が後半もその出場時間の多さを維持したということになります。主力として活躍していた大久保選手とエドゥアルドネット選手が移籍しても、その分を埋める選手が新たに現れた訳でなく、それまでいた選手が分担して出場しました。

ちなみに守田選手は後半になってエドゥアルドネット選手の代わりを始めたわけではなく、前半から遜色ないぐらい試合に出場していました。

新入団選手の活躍

二つ目は、新入団選手の出場時間の増加が見えることです。前半はランキングに入っていなかった鈴木選手、下田選手、斉藤選手がランクインしています。鈴木選手と斉藤選手は1試合あたりの出場時間は短いので途中投入された試合が多かったこと、下田選手は1試合あたりの出場時間が長いのでスタメンで出場した試合が多かったことが分かります。新入団選手がフロンターレのサッカーにフィットするにもは時間がかかると言われていますが、データ上もそれを裏付けています。来シーズンはもっと活躍してもらえるよう期待します。

出場時間を減らした選手

ここで気になるのは、前半に出場時間がそれなりにあったにも係わらず後半に出場時間を延ばせなかった選手です。長谷川選手、森谷選手、エドゥアルド選手、武岡選手は怪我などもあったのかもしれませんが、来シーズンの一層の発奮が必要です。

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