天皇杯2回戦 明治大学 危うかった負けない試合運び

skyフロンターレ

試合情報

2019年 天皇杯2回戦

2019年7月3日 19:00KO
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs 明治大学

試合結果

川崎フロンターレ 1-0 明治大学
得点者
オウンゴール(15分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン 知念
2列目 斉藤 田中 下田 阿部
3列目 車屋 山村 舞行龍 マギーニョ
GK 新井

フロンターレ交代選手

中村 in、ダミアン out(61分)
登里 in、マギーニョ out(61分)
脇阪 in、下田 out(86分)

負けない試合運び

力の差は明確

奮闘した明治大学ではありましたが、力の差ははっきりとしていたと思います。もちろん力の差がはっきりとしていたからと言って、必ず勝てるわけではないのがサッカーですが、運良く先制点を挙げた後は負けない試合運びをしていたと感じました。

負けない試合運びは重要ですが、見ている方としてはもの足りない内容になったのは事実でしょう。それでも追加点のチャンスはありました。いつものように決定力不足が露呈した試合でした。でもこの言い方は厳しすぎるかもしれません。相手GKのファインセーブが目立った試合でしたと、言い換えます。

前半から追加点のチャンスは多くありましたので、しっかり得点を重ねてJ1王者の風格を見せて欲しかったです。

最後はひやひや

追加点を取れないまでも、しっかりとした中盤からの守備で負けない試合運びを進めていましたが、後半アディショナルタイムにあわや失点という機会を作られてしまいました。いつもの繰り返しになりますが、ゴール前にボールがあれば事故が起こる可能性が出てきます。あの時間帯にセンタリングを入れさせてはいけません。

フロンターレの得点も事故でしたし、ここのところ事故での得点、失点が目立つように思います。得点はゴール前に迫っている証拠ですが、逆に失点はゴール前に迫られているということです。後半、それも終了寸前に事故が起きないようなプレー選択の意思統一がまだできていないと思います。

また4-4-2に戻る

厚い選手層の問題

前線4席の配分に悩んでいる鬼木監督はこの試合に4-4-2を採用し、ダミアン選手、知念選手、斉藤選手、阿部選手の4人に攻撃ポジションを与えました。J1リーグ戦で思うような結果が出ていない4-4-2フォーメーションですが、この試合で評価してはいけないと思います。CBとボランチが主力選手達でなかった為です。

この試合の2トップであるダミアン選手と知念選手のプレーはよかったと思います。得点という結果は出ませんでしたが、ゴールに迫るプレーはできていました。斉藤選手も悪くなかった。CBとボランチに主力選手を起用したうえで、2トップを起用する試合を今後も見てみたいと思います。

とはいえ、このフォーメーションの問題はフォーメーションそのものより所属選手層の厚さから来るものではないかと思うようになってきました。FWに優れた選手が3人いるためです。小林選手、ダミアン選手、知念選手、この3人は優劣つけがたく、調子を維持するためにも特定の選手だけを使い続けるわけにはいかないのでしょう。そうなると交互に使うことになり、どこかの試合は2トップになってしまいます。小林選手を右サイドで使うことも可能ですが、そうなると中盤の選手のポジションが減ってしまいます。

これまでは鬼木監督の仕事としてはチームを勝たせることでしたが、今シーズンは、他のチームであれば当然試合に出ているような優秀な選手達のモチベーションを維持することも重要な仕事となっていることを再確認したところです。起用された選手達としては結果を出さないといろんな所に跳ね返ってくるのではないかと思います。

レベルの違いを見せた二人

この試合出場機会の少ない選手達が多く起用されていました。その中でも出場機会の多い知念選手と田中選手は他の選手との違いを見せていたように思います。知念選手は大学生相手ではあるもののフィジカルの強さを見せつけボールも奪われることも少なく、安定感抜群のプレー内容だったと思います。いよいよエースへの自覚が出てきたのであれば嬉しいことです。

もう一人は田中選手です。ボランチでコンビを組んだ下田選手がボールを捌こうとする意識が強くでていた一方で、田中選手は相手選手がボールを狩りに来る中盤で、慌てずにボールを確保し、ゲームに落ち着きを与えようとしていました。まだまだ、中村選手、大島選手の域までは遠いと思いますが、試合ごとに力をつけているのが分かります。守田選手とのポジション争いもあり、ますます成長が期待できます。

奮闘する選手達

知念慶

フィジカルの強さを発揮する一方で、マギーニョ選手へのスルーパスを見せるなどプレーの幅も広がってきました。2トップでは真ん中で待っているだけではないいけないことを理解し消化してきたのでしょうか。

車屋紳太郎

チーム事情により右へ左へ試合にポジションを変えられていますが、右足でのキックも悪くなく、後半にはGKに防がれましたがいいシュートもありました。右SBも期待して良さそうです。

下田北斗

この試合前までで今シーズンのプレー時間は3試合85分間でした。宮代選手、原田選手を除くとフィールドプレーヤーでチーム最少です。さすがに久しぶりの出場なので周りが見えていなかったように思います。良い選手でも使わないと錆びてきてしまいます。

次の試合

J1-第18節
7月7日(日)19:00 
等々力陸上競技場
サガン鳥栖
トーレス選手が引退を発表した後に得点もあげています。チームとしてのモチベーションも上がっているのではないでしょうか。フィジカルの強い前線の選手に対して個人で対応するのではなく、前からのしっかりとした守備が必要です。

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