J1-03節 横浜Fマリノス 碧に始まり碧に終わる

フロンタ01J1リーグ

試合情報

2019年J1リーグ 第3節

2019年3月10日 14:00 KO
日産スタジアム
横浜Fマリノス vs 川崎フロンターレ

試合結果

横浜Fマリノス 2-2 川崎フロンターレ
得点者
ダミアン(4分、川崎)
エジガルジュニオ(24分、横浜)
ダミアン(88分、川崎)
扇原(90+5分、横浜)

フロンターレ先発メンバー

1列目 知念 ダミアン
2列目 登里 守田 田中 家長
3列目 車屋 谷口 奈良 馬渡
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

小林 in、家長 out(66分)
長谷川 in、登里 out(68分)
中村 in、守田 out(80分)

殴り合いに勝ち切れず

殴り合いに勝ちきれず

シーズン開幕から強い相手との試合が続きます。今シーズン初めて引かずに前線からボール奪取を試みるチームとの対戦となりました。オールコートで殴り合いが行われていたゲームでしたが、相手を殴り倒すことはできませんでした。

見ていて面白いゲームでした。やはり前に出てくるチームと戦う方が攻守両面で戦っているゲームになります。失点シーンを考えても、ゴール前までボールを運ばせてしまうと、何かが起きてしまうことを再認識したゲームでした。やはり自陣深くまで相手にボールを運ばせてはいけないという教訓を得ました。

得点シーンは簡単なプレーから

今シーズン最多の2得点となりました。先制点は前線からプレッシャーをかけて相手のミスが出たもの。2得点目は、サイドから放り込んでヘディングで競り勝ったものでした。特に2点目はこんなに単純に点が入るのかと驚いたものです。

これら以外にもゴール前で得点に繋がりそうなシーンはありました。チャンスは作れていますし、決して悪い方向に進んでいる訳ではないと思います。

問題はボールを運ぶ前に奪われること

ゴール前でチャンスを作れるのだから、早くボールを相手陣に運ぶべきだと思いますが、自陣から相手ゴール前まで進むのに苦労していました。

ボランチがボールを奪われることが目立ちます。上海上港戦では前線へのパスをカットされることが目立っていましたが、この試合ではボランチが囲まれてボールを奪われるシーンが目立ちました。

フロンターレでは、ゲームの組み立てのなかでCBとボランチがボールを失うことは想定されていません。また、自陣で奪われることは、相手陣に押し込んでから奪われるのと違い、自陣ゴールまでの距離が違うためリスクが大きくなります。

昨シーズンのフロンターレが相手陣から守備を始め、ボールを奪ってゴールにつなげたシーンは多くありましたが、それの裏返しです。自陣でボールを奪われてはいけないのです。

小さいエリアでしかプレーができない

狭いエリアでボールをうまく回すことができる選手が多いのは事実ですが、必ずしも狭いエリアでボールを回す必要はありません。それにも係わらず狭いエリアにこだわりすぎていると思います。

わざわざ複雑な試合運びをする必要はありません。特にこの試合は2トップでスタートしましたので、前線に長いボールを入れて基点をつくれたはずです。ダミアン選手、知念選手ともそれができる選手たちです。

狭いエリアでのボール回しが身に染みこんでしまい、広い視野が持てなくなっているのではないか。ちょっと心配してしまいます。

碧に始まり碧に終わる

悔しい引き分けに終わってしまった試合でしたが、この試合は今シーズンの中で一番わくわくした試合でした。マリノスが引きこもらなかった事もありますが、一番の理由は田中碧選手です。

大島選手のアクシデントがあったとはいえ、田中選手のプレーに一喜一憂した試合でした。最初のアシストで歓喜し、最後の同点弾を食らってこれも勉強と自分を納得させました。

こんなにシーズンの早い時期から新しい選手が出てきたことは喜ばしいことです。昨シーズンの後半から他の選手と遜色ないプレーはできていましたが、それを継続できているのは、本人の強い意志とトレーニングの賜でしょう。

田中選手には東京オリンピック代表に入れる年齢です。一度もオリンピック代表に呼ばれたことはありませんが、良いプレーを続ければ可能性はあると思います。

ライバルは広島の松本泰志選手でしょう。松本選手は青山選手の怪我もあって、開幕から3試合先発出場しています。良いライバル松本選手に負けずに田中選手にはオリンピック代表の座を奪い取って欲しいと思います。

それだけではなく、不安定なプレーの多いフロンターレのボランチの座をも奪取できるのではと応援したくなります。

怖い選手になるために

長谷川竜也

この試合も長谷川選手に出番が回ってきました。ACLのプレーを鬼木監督が評価しているのだと思います。アシストにはならないのかもしれませんが、長谷川選手のセンタリングから得点は生まれました。2018シーズンの第14節柏戦の鈴木選手のゴールのパターンです。長谷川選手の得意のセンタリングです。

得意のパターンを持っていることは素晴らしいと思います。しかし、あのポジションで相手に一番脅威を与えるのは、ゴールライン深いところまでえぐってからのセンタリングです。このプレーができない限り怖さは半減です。

長谷川選手にはそのような縦への突破が少ないのです。マリノスの1点目の仲川選手のセンタリングを見習って欲しい。あれができるようになれば、切り返しからのシュートやセンタリングができる長谷川選手の怖さが一層増してきます。

車屋紳太郎

FC東京戦の久保選手、マリノス戦の仲川選手と手こずっているシーンが見られます。どちらもJリーグではトップクラスの選手だとは思いますが、守備面でやられてしまう場面も見られました。警告をもらったり荒っぽいファウルをしたり、何かもがいているように見えます。

攻撃面では、はやりの内側のポジションを積極的に取るようになってきました。アントラーズ戦のバーに当てたシュートも内側のポジションを取っていたから打てたものだと思います。今シーズンからの新しい試みだと思います。近いうちに得点シーンも見られるかもしれません。一点取れば吹っ切れてくれるのではないでしょうか。

大島僚太

前回のブログで大島選手のプレーに一層注目と書ましたが、この試合ではプレーを見ることができませんでした。最近は守備で全力スプリントする場面が多いように思っていましたが、体に負担がかかっているのでしょう。筋肉系のトラブルは大島選手の持病になってきてしまいました。起用法を考えるところまで来てしまったようです。

ひょっとすると違うポジションでの起用も出てくるのではないか、もっと得点に絡むポジションでも十分大島選手の力は発揮できると思います。年齢層高めな前線へのコンバートも大いにありです。

次の試合

ACL-MD02
3月13日(水)19:00 等々力陸上競技場
シドニーFC

シドニーFCはオーストラリア代表チームの様にボールを丁寧につないでくるのでしょうか、それともスピードとパワーを活かしたプレーをしてくるのでしょうか。いろんなタイプのチームと試合ができるのがACLの良いところです。負けることは全く想定していませんし、試合を楽しみたいと思います。

ライザップ

 

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