J1-11節 清水エスパルス戦 若者よ自信をつけろ

フロンタ01J1リーグ

試合情報

2019年 J1リーグ 第11節

2019年5月12日 14:00KO
IAIスタジアム日本平
清水エスパルス vs 川崎フロンターレ

試合結果

清水エスパルス 0-4 川崎フロンターレ
得点者
小林(23分、川崎)
脇坂(45分、川崎)
大島(80分、川崎)
ダミアン(90+1分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン 小林
2列目 斉藤 大島 守田 脇阪
3列目 登里 谷口 ジェジエウ 馬渡
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

長谷川 in、小林 out(58分)
山村 in、脇阪 out(64分)
車屋 in、登里 out(86分)

競争と自立

相手より走るフロンターレ

調子が上がらない清水相手とはいえ、4得点、無失点という最高の結果で終えました。メンバーを見ても新生フロンターレと言っても良いと思いますが、良くも悪くも普通の強いチームになった印象を受けました。

チーム総走行距離も、スプリント回数も相手より上回っているのは久しぶりではないでしょうか。これまであまり試合に出ていなかった選手が、勢い止まらずに走り回ったのかもしれません。

怪我人が戻り、また怪我をするという悪いスパイラルにからなかなか抜け出せませんが、フィールドプレーヤで公式戦に出場していないのは、宮代選手と原田選手の高卒新入団の2名だけと、総力戦で乗り越えていることが分かります。少しばかり走り回っても、疲労がたまったら準備万端の選手が控えています。心強いものです。

ボランチの試練はまだ続く

前線の選手が前がかりなこともあるのか、ボランチの前への意識が強くなっているように見えます。この結果なのか、パスミスや無理な突破を試みボールを奪われるシーンが目立ちます。

この試合でも清水は前から圧力をかけてきましたし、ボランチは6人で囲まれて窮屈そうにしていました。これまでなら左右にちらしながら、少しずつ相手陣に侵入する方法が中心でしたが、ボランチが無理をして、ボールを奪われるシーンがありました。

中村選手と家長選手が不在の試合でも、大島選手、守田選手、田中選手らがチームをうまくコントロールしないといけません。前掛かりの攻撃的な選手とボールを失わないような攻撃を指向する守備の選手の間で、彼らがどのようなチームコントロールを行うのか、興味は尽きません。

スケジュールに助けられる

シーズン開幕してから、J1リーグの対戦相手は、第1節FC東京、第2節鹿島、第3節横浜とACLの戦いをはさみながら、強豪と戦うスケジュールをこなしてきました。シーズンスケジュールが発表されてから、あたまから厳しい相手が続くのは王者の宿命かとも思っていました。

勝ちきれない試合が続きましたが、その結果として、ここ数試合は力が劣っているチームや今シーズン明らかにうまくいっていないチームとの対戦になりました。

対戦相手に助けられた5連勝といえますが、その間につけた自信はこれまで出場機会の少なかった選手には大きなものでした。誰が出ても同じサッカーができるとは思いませんが、誰が出ても自信を持ってプレーをしているようには思います。

今シーズン最大の目的

若者よ自信をつけろ

今シーズン大活躍と言って良い田中選手、この2試合で結果を出している脇阪選手、昨シーズンのJリーグの優秀プレーヤーが4,5人怪我で出場しなくても、代わりの選手達が良い経験を積みながら勝ち点を重ねてきています。

年齢的には決して若い部類ではない選手もいますが、知念選手、守田選手、脇阪選手、田中選手、これに宮代選手にも出場機会を与えて自信をつけさせることをしてもらいたいと思います。この点については、鬼木監督は2連覇を達成したあたりから積極的に取り組んでいるように思います。

宮代選手といえば、返す返すも昨シーズンの最終節での車屋選手の怪我交代が残念でした。あの怪我による交代がなければ宮代選手が途中出場していたのではないかと思っています。田中選手が大島選手の怪我をきっかけに出場し、その後も継続して出場していたことを考えると、そういう運も必要なのかもしれなません。

宮代選手にはFIFA U-20のワールドカップで結果を残してフロンターレの先発メンバー争いに加わって欲しい。

Jリーグの優勝より大切なもの

ACLの上海上港戦を引き分けで終え、ACLのグループリーグの自力での勝ち抜けの可能性がなくなり、Jリーグの3連覇は達成しなければならないと書きましたが、それよりも大切なものが見えてきたように思います。

ベテラン勢が頑張る姿も頼もしいですが、いつまでも30代後半の選手に期待をしてはいけないし、若手にはその壁を乗り越えないといけない。ベテランの壁が厚すぎて期限付き移籍という他のチームに育成を任せるような手段もとってきましたが、ベテラン勢の怪我や力の衰えが見えている今、若手には積極的にチャンスを与えなければいけません。

ベテラン勢が戻ってきても、そのネームバリューだけで、結果を残しているメンバーのポジションを渡すようなことをしてはいけないと思います。

奮闘する選手達

脇坂泰斗

調子の良い選手な使い続けましょう。どんな試合でも良い経験になるはずです。先ほども触れましたが、継続して使い続け自信を持たせるべきです。

ジェジエウ

やはり何故開幕から使わなかったのか分かりません。突然変異でもしたのでしょうか。

中村憲剛

試合には出場していませんが、中村選手には触れたいと思います。「昨シーズンは1年間怪我をせずに、トレーニングも一度も休むことがなかった、それが、1年間を通して良いプレーができることに繋がった。」とコメントしていました。また、1週間でも休むと元に戻るまでに時間がかかるとも話をしていました。

既に数週間怪我のため戦列を離れていますが、元に戻ることはできるのか、年齢との戦い、若手の突き上げ、バンディエラの戦いは続きます。

次の試合

J1-第12節
5月17日(金)19:00 
等々力陸上競技場
名古屋グランパス

金に任せて選手を獲得してきたイメージのある名古屋グランパスですが、もはや、チーム総年俸はフロンターレの方が多くなっているようですし、負けても資金力を言い訳にしてはいけません。。

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