J1-14節 浦和レッズ戦 レッズ戦はこうでなけりゃ

frontale-2019-eye-catch-03cJ1リーグ

試合情報

2019年 J1リーグ 第14節

2019年6月1日 19:00KO
等々力競技場
川崎フロンターレ vs 浦和レッズ

試合結果

川崎フロンターレ 1-1 浦和レッズ
得点者
ダミアン(54分、川崎)
森脇(90+5、浦和)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン 小林
2列目 長谷川 大島 守田 家長
3列目 登里 谷口 ジェジエウ 車屋
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

マギーニョ in、車屋 out(78分)
知念 in、小林 out(87分)
山村 in、ダミアン out(87分)

これだからレッズ戦はやめられない

調子が悪いとはいえレッズはレッズ

監督交代して3日間しか練習日がなかったという浦和。プレー内容よりは気持ちの面で強い選手を起用したのだと思います。試合開始直後より圧倒的な圧力でフロンターレはたじたじとなりました。圧力を感じたミスからの浦和の好機はゴールネットを揺らしましたが、オフサイドとなりゴールは認められませんでした。どうなるのかと思いましたが、浦和の攻勢を凌いで5分過ぎからはしっかりと落ち着いて押し返すことに成功しました。ここは評価できる点だと思います。

しっかりと研究してきた浦和

フロンターレがゲームを支配し始めてから、浦和はブロックを作って守備を固めてきました。そこで工夫がありました。興梠選手が自陣には戻らないでCBの谷口選手とジェジエウ選手の近くでふらふらしていたことです。これは非常に効果的だったと思います。

フロンターレは攻撃時に相手選手を全員戻らせるようにゆっくりと攻撃するのが特徴です。これにはフロンターレ側から見て2つの目的があると思いますが、一つ目は相手の居残りを防いでカウンターさせないこと、二つ目は攻撃を組み立てるときにいつでもCBへ安心してバックパスができることです。

この試合でも相変わらず不安定なボランチでしたが、この興梠選手のポジショニングによってパスの選択肢が少なくなり、窮屈なボール運びになりました。結局サイドからの攻撃に追いやられました。それでも支配し続けられたのは、特に左サイドのサイド攻撃が効果的だったからだと思います。

レッズサポーターの応援

いつもよりレッズサポーターに振り当てられたエリアが少ないにも係わらず、応援は見事でした。どこからあの声が出てくるのでしょうかね。そんな状況下で観戦するとこちらもいつもより緊張感をもって試合を見ることになります。おそらく選手達も同じように感じているのではないでしょうか。

少し異様な感じもする環境でのフィジカルコンタクトを厭わない試合は、いつも他の試合とは違う感覚で見てしまいます。緊張感に襲われ手に汗握る試合はやはり浦和戦でした。

やはり追加点は取れなかった

遠い追加点

「最後のプレーは個人技である」という言葉は確か風間前監督の言葉だったと思います。いくらチームプレーでチャンスを作ろうが、最後にゴールマウスにボール入れるのは個人技だと言うことだと思います。フロンターレの攻撃陣にはこの個人技が圧倒的に足りないと思います。シュートが上手いと思うのは阿部選手ぐらいで、それ以外の選手はゴール前の技術が足りていないと思います。

さすがにダミアン選手はシュートのうまさを感じますが、彼以外には合格点は与えられません。登録上のFW選手、ダミアン選手、小林選手、知念選手の3人で、Xerox Super Cupを含めて公式戦で17得点を記録しています。ダミアン選手が7得点、小林選手が5得点、知念選手が5得点です。悪い数字ではないように見えます。

FWの序列が明確になりつつある

3選手の総出場時間を得点数で割ってみますと1得点するために必要な時間(分)が出てきます。その結果は以下の通りです。(ロスタイムは明確に記録に残っていないので出場時間から除外しています)

ダミアン選手 135分/得点
小林選手 255分/得点
知念選手 167分/得点

この数字はFWの評価の一面しか表さないとは思いますが、ゴールを取る技術の高さを判断する指標にはなるでしょう。さすがにセレソン経験のあるダミアン選手です。夏から調子がでると自他共に認めている小林選手は、そんなこと言ってられない状況です。

名古屋戦の引き分けより評価できる引き分け

ウノセロで勝つことを目指しているチームではないフロンターレには、追加点を取ることが求められます。大分戦の1-0の勝利と浦和戦の1-1-の引き分けは、獲得した勝点こそ違いますが、内容としては同じ評価だと思います。結局は追加点が取れない試合だったということです。試合内容からすると浦和戦の方がよほど追加点を取ろうと努力はしていたと思います。

また、同じ1-1の引き分け試合の名古屋戦と比較しても、この浦和戦の試合内容を高く評価します。ゴール前に迫った内容では浦和戦の方がよほど見ていて可能性のある試合でした。最後に失点したと言うことで試合運びの問題を指摘することもできますが、そもそもウノセロで勝つことを目的としていないチームなのですから、そんなことは言いません。

ボランチの試練は続く

何故か調子の上がらないボランチ

大島選手と守田選手はフロンターレの誇るボランチコンビです。今シーズンはこのふたりに田中選手が加わり、高いレベルで競争ができていると思っていたのですが、どうも調子が上がってきません。

シーズン当初より単純なパスミスが目立ち、囲まれてボールを奪われる場面も多いように思います。上手く相手のプレッシャーをくぐり抜けるシーンもあり、サポーターも拍手で賞賛する事もありますが、総じて昨シーズンのレベルには到達していないと思います。

4-4-2のフォーメーションに戸惑っているのか

昨シーズンとの違いと言えば、フォーメーションが4-2-3-1だけでなく、4-4-2の試合が多いこと。また、中村選手の出場が少ないことです。どうも4-4-2のフォーメーションでボランチが組み立てに苦労しているように思います。ボランチの一人がこれまで以上に高い位置を取って、トップ下の役割を務めようともしていましたし、家長選手が中に入ってきたり、両SBが中に絞って組み立てに参加したりしていますが、もう少しチーム内で4-4-2の時の攻撃のやり方を考える必要がありそうです。いつまでも中村選手に依存していてはいけません。

奮闘する選手達

長谷川竜也

しっかり90分戦える選手になってきました。素晴らしいプレーでした。

登里享平

車屋選手が復帰しても休めないのは起用法に問題があるのか、それとも外せない選手になったのか。見事なスルーパスを見せられると後者だと思います。でも疲労の色は顕著でした。ソンリョン選手、谷口選手、家長選手の次に出場時間が多くなるとは誰も予想しなかったのではないでしょうか。

レアンドロダミアン

ポストプレーに安定感がありました。なんでもっと使わなかったのか不思議です。以前ジェジエウ選手にも書きましたが、「フィットするには時間がかかる」という説明は納得できません。

次の試合

J1-第15節
6月14日(土)19:00 
等々力陸上競技場
コンサドーレ札幌
2週間空いてまたホームの試合です。怪我人の回復としっかりしたトレーニングでリフレッシュして臨んでもらいたいと思います。どんなメンバーで後半戦を戦うのか楽しみです。

コメント