J1-15節 コンサドーレ札幌戦 得点力アップの為に

ワルンタ01J1リーグ
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試合情報

2019年 J1リーグ 第15節

2019年6月14日 19:00KO
等々力競技場
川崎フロンターレ vs コンサドーレ札幌

試合結果

川崎フロンターレ 1-1 コンサドーレ札幌
得点者
鈴木(39分、札幌)
小林(69分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン 知念
2列目 長谷川 大島 守田 家長
3列目 登里 谷口 ジェジエウ 車屋
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

小林 in、ダミアン out(46分)
斉藤 in、知念 out(77分)
山村 in、守田 out(86分)

前半の戦い

前半の戦いは悪かったのか?

試合後の選手達のインタビューで、前半は上手くいかなかったとのコメントが多く見られました。確かに後半は相手を押し込むことができ、総シュート数19本のうち後半に15本のシュートを記録していることから、選手達のみならず観戦していた我々もそのように感じるのは自然だと思います。そして、後半のような戦いを前半からできれば良かったと考えがちですが、そんなに単純な話ではないと思います。

前半にもいいシュートシーンはありました。当然PKもですが、家長選手の折り返しからのダミアン選手のシュート、左サイドからの大島選手のシュート。どちらも決めなければいけないシュートだと思いますし、そこまでチャンスを作れていることは評価して良いと思います。

そもそも現在のフロンターレの試合の進め方から考えると、相手がフレッシュな状態にある前半は、思うように攻撃ができないことは想定しておくべきです。大勢の敵味方選手が狭いエリアでプレーするので、体力、集中力が保たれている相手に苦戦することは当然だと思います。その前半で相手を消耗させて、後半優位に試合を運ぶことが1試合を通したフロンターレの試合運びであるはずです。

相手のシュートは3本

単純に前半悪くて後半良かったと評価してしまうことは、本来の問題に目をそらせてしまう危険があります。後半15本打ったシュートのうち1本しか決められなかったことが最大の原因です。前節のブログでも書きましたが、いみじくもゴール前の技術不足が露呈してしまったということです。

試合を通して考えれば、3本しか相手にシュートを打たせなかったわけで、それは素晴らしい試合内容といえます。試合を通して安定感を感じましたが、安定した試合運びの主役はCBの2人です。谷口選手とジェジエウ選手。この二人に加えて守田選手の守備が効いています。少ない人数で広いエリアをカバーしなければいけない難しい守備を上手くこなしています。両サイドの2人が積極的に上がれるのもこの安定した守備に依存している部分が大きいと思います。不満の残る攻撃陣に対して守備陣には合格点を与えられます。

2週間+2週間の間隔を有効に使えるか

選手層が変わる夏

欧州リーグがオフのこの時期は日本のリーグで戦っている選手達の移籍の時期でもあります。J1リーグ首位にいるFC東京からは久保選手のレアルマドリー移籍が発表されていますが、フロンターレの選手が移籍する可能性がないわけでもありません。特にACLの敗退が決まった状況では、今後の試合数も減ってきますし移籍する選手が出てきても不思議ではありません。こればかりはなんとも予想ができませんが、すべてのタイトルを取るといって選手層を厚くしてきたフロンターレ、数人の移籍が出ても大きな問題にはならないと思いますし、その分若手のチャンスも増えると前向きに考えたいと思います。

最初の2週間の結果

日本代表の試合が開催期間に2週間のブレークがありましたが、その後に出てきたのは、2トップのフォーメーションの継続でした。1試合2得点以上の目標を掲げている中で、得点力が足りていないのは明白ですが、その得点力を上げるために鬼木監督は前線の枚数を増やすことで解決しようと考えているようです。

前線の枚数を増やせば中盤の枚数が減るのは自明で、その空いたエリアを両SBが絞って埋めたり、家長選手が中に入ってきたり、大島選手がこれまで見られなかったような高い位置をとったりして対応しようとしていますが、まだ目立った成果は見られません。

再び2週間のオフ期間

J1リーグ第16節の対戦相手である広島がACLのグループリーグを勝ち抜け、第16節の試合が7月31日に延期になったため、フロンターレは再び2週間のオフとなりました。この2週間は大きいと思います。2トップを継続するにしても、4-2-3-1に戻すにしても、時間をかけてチームに落とし込むことができると期待します。

そしてオフ明けの6月30日の第17節の相手は調子が上がらない磐田です。トレーニングの結果を試すことができる絶好の相手と思います。

世代交代と3連覇

ここ数年フロンターレはJリーグの優勝を最優先にすることで、世代交代を先送りにしてきた事情があります。2018シーズンにはフロンターレでは試合出場機会が限られると判断したのでしょう、三好選手や板倉選手を期限付き移籍で他チームへと移籍させ、そこで経験を積ませることを選びました。

今シーズンは2連覇を遂げて多少は余裕が出たのか、若手の力が伸びてきたのか、それともベテランの力が落ちてきたのか、世代交代を感じさせる選手起用が見られます。3年連続でMVPを輩出したフロンターレですが、そのMVPトリオの力の陰りが見えている中で、優勝という目標は変えずに世代交代を進めるような選手起用ができれば最高の結果となります。

2020シーズンは更に有力な若手が入団してきますが、それまでには今所属している若手を主力としてプレーできるようになっていれば、一挙に世代交代が進む事になるでしょう。当然強化部や鬼木監督も意識しているでしょうが、とても難しいミッションをなんとか成功に導いてもらいたい。

奮闘する選手達

長谷川竜也

好調を維持する長谷川選手ですが、中に切り込んだ後のシュートを決めて欲しい。公式戦が2週間空いていますので、いろんな大会を見る余裕があると思います。コロンビア対アルゼンチン戦、ブラジル対ペルー戦など、左サイドの選手が素晴らしいシュートを決めています。きっと見ていると思いますが、長谷川選手の右足からあんなシュートを見てみたい。

守田英正

この試合でのパフォーマンスはとても安定していました。積極的に前へのパスを供給し、テンポ良い攻撃を演出していました。ただ気になるのは、ボールをこねくり回す癖です。フィジカルの強い相手に体を寄せられた時にボールを奪われないですむのか。チェルシー戦のパフォーマンスに注目です。

家長昭博

怪我で暫く欠場していましたが、復帰してから3試合目になりました。まだまだ本来のパフォーマンスには達していない状態です。いろんなプレーのできる家長選手ですが、私はサイドアタッカーとしての家長選手に大きな期待をしています。相手SBをぶっちぎってセンタリングを上げれば中にいる選手が決めてくれるはずです。

次の試合

J1-第17節
6月30日(日)19:00 
ヤマハスタジアム
ジュビロ磐田
第16節の相手である広島がACLのグループリーグを勝ち抜いているため、7月31日に延期になっています。従い、次の試合は第17節の磐田戦になります。この2週間をどのように使うか、そして磐田戦の先発メンバーがどんなメンバーになるか楽しみです。

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