J1-21節 松本山雅戦 プラン通り

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試合情報

2019年 J1リーグ 第21節

2019年8月4日 19:00KO
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs 松本山雅FC

試合結果

川崎フロンターレ 0-0 松本山雅FC

フロンターレ先発メンバー

1列目 知念
2列目 斉藤 中村 家長
3列目 下田 田中
4列目 車屋 谷口 ジェジエウ 登里
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

ダミアン in、知念 out(63分)
長谷川 in、斉藤 out(74分)
小林 in、下田 out(77分)

双方ともプラン通りの試合で勝てず

松本山雅のゲームプランの通り

リーグ方半に入り各チームの目標がはっきりしてきた中で、最終目標を達成するための戦術、試合運びをするようになってきました。松本は1点でも良いので勝ち点を持って帰ることに焦点を絞り、堅い守備で引き分けで十分の姿勢で臨んできました。

プレー時間が長くなれば長くなるほど失点するリスクが増える、とでも考えているように、試合開始直後からゴールキックやスローインに徹底的に時間をかけてきました。さすが反町監督らしいと思いながら観戦していました。守備も最後まで破綻することなく戦っていました。

松本の選手達もチームが勝つ可能性のある試合運びをしっかり理解しているようでした。常にしっかり守ることに力を注ぎ、得点する可能性のあるカウンター時の攻撃も、サイドから早めにボールを放り込むといった、チーム力の戦いではなく、走力の戦いに勝つチャンスを見いだしていたのだと思います。金星とまではいきませんでしたが、満足いく結果だったのではないでしょうか。

フロンターレもプラン通り?

フロンターレはいつものプランでした。ボールを保持して急いで攻めることはしません。いつもより徹底していたのは、前半から左右への揺さぶりが大きく早かったことでしょうか。この戦い方を見て松本が後半にバテてくることは間違いないだろうと思いました。上手いこと相手の体力を奪っていたと思います。

それが思いのほか相手の体力を奪うことができなかったのは、松本が前線からプレスをかけることをせずに、早めに守備ブロックを作って待ち受けていたからでしょう。左右には上手く揺さぶれていましたが、相手の裏を取るようなパスはほとんど見られず、前後の揺さぶりはほとんどできなかったことが誤算だったと思います。

縦パスを入れないといけないチーム戦術ながらも、縦パスが入るような隙がなかったとコメントする選手もいました。相手陣に押し込む試合運びをするチームがその状態で得点ができないのですから、ゲームプランそのものに問題があったのではないかとの指摘もあながち間違いではないと思います。

ハーフコートゲームで点を取ることを突き詰めるのか、それ以外の得点の方法も戦術の一つとして取り入れるのか。ダミアン選手を獲得した時点で、他の戦術を取り入れようとしているのだと理解していましたが、この時期にまだそれが実現できていないのは問題です。強化部が獲得してきた優秀な選手を活かすような戦術が用意できていないということです。

30試合経過して

バランス良く選手を起用しているように見える

Xerox Super Cupから2019シーズンが始まりちょうど30試合が経過しました。残り試合数は、J1リーグで13試合、ルヴァンカップで決勝まで行けば5試合、天皇杯で決勝まで行けば残り5試合、合計で最大残り試合は23試合です。シーズンの半分以上は経過していることになります。

2019シーズンは30名の選手でスタートしました。GKは4名でしたのでフィールドプレーヤーは26名です。その後、GKは怪我人が続出したため、1名獲得しています。一方、フィールドプレーヤー3名(カイオセザール選手、宮代選手、鈴木選手)が期限付き移籍でチームを去り、現時点では23名で戦う状況になっています。(特別指定選手は除いています)

人数としては不安を感じますが、選手のプレー時間をみると全体的にバランス良く、限られ選手に依存している状況ではないことが分かります。ここまでの全30試合、総プレー時間2700分のうち各選手の出場時間を見てみます。

プレー時間として2/3(1800分)以上出場している選手は以下の5名です。

ソンリョン選手(2585分、総プレー時間2700分の96%)
谷口選手(2367分、88%)
登里選手(2023分、75%)
家長選手(1813分、67%)
小林選手(1801分、67%)

登里選手はSBとして運動量を要求されるポジションなので疲労の蓄積は相当あるでしょう。出場時間が多い中よく頑張っていますが、既に疲労の影響は出ているように思います。どこかで上手く休ませる必要があるでしょう。

次に、プレー時間として1/2(1350分)以上出場している選手は、上記5名に加えて以下の4名になります。

田中選手(1605分、59%)
車屋選手(1470分、54%)
守田選手(1463分、54%)
大島選手(1425分、53%)

こうしてみると、登里選手の体調は気になりますが、ボランチの選手達はまだまだ余力があるように思います。最近一番調子が良いように見えるのが、ここには出ていない下田選手です。大島選手の復帰が報道されているなか、ボランチは体力的に余裕をもって選手起用ができるのではないかと思います。

ほとんどの選手が試合に出場できるレベルにある

また、プレー時間が著しく少ない選手も少なく、プレー時間として1/5(540分)以下の出場にとどまっている選手は以下の4名です。(GKは除く)

MF 脇坂選手(533分、20%)
DF マギーニョ選手(444分、16%)
MF 山村選手(367分、14%)
MF 原田選手(0分、-)

原田選手は別として、次に出場時間が少ない選手が山村選手であることには驚きました。最近ここぞという場面での起用が多い山村選手、パンチのあるシュートを見せ確実に戦力になってきたと思います。夏前に良いプレーを披露していた脇坂選手は最近ベンチからも外れていますが、落ち着いてプレーができるようになり、中村選手の負傷中も良いプレーを見せていました。

フィールドプレーヤーが23名しかいないですが、大多数が戦力として計算できる顔ぶれです。このような選手層の厚いシーズンは過去に記憶がありません。あとはどのように選手の調子を上げ、維持し、適切に選手を起用するかがキーポイントになってきます。監督、コーチの腕の見せ所です。

奮闘する選手達

チョンソンリョン

派手さはないけれども確実なプレーは安心してゴールマウスを任せておけます。この試合も難しいシュートを当たり前のようにセーブしていました。

田中碧

今シーズンボランチとしてはチームで一番出場時間が多い田中選手です。高卒入団3年目で既に21試合の出場を記録していますが、この出場試合数は、同じく3年目時点の三好選手、板倉選手、大島選手を超えています。最近は試合中あごが上がる場面が増えてきましたが、この試練を乗り越えてもらいたい。

家長昭博

久しぶりの中村選手との共演で少しは生き生きとしていたように思います。後は大島選手の復帰待ちでしょうか。家長選手のサイド突破が今後のフロンターレの運命を握っているでしょう。

次の試合

J1-22節
8月10日(土)19:00 
豊田スタジアム
名古屋グランパス
J1リーグで10試合勝ちがない名古屋です。技術レベルの高いチームとして評価されることの多い両チームですが、試合後に高い技術が披露された良い試合だったで終わらないようにしないといけません。必要なのは勝利です。

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