J1-22節 名古屋戦 放たれた劇薬

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試合情報

2019年 J1リーグ 第22節

2019年8月10日 19:00KO
豊田スタジアム
名古屋グランパス vs 川崎フロンターレ

試合結果

名古屋グランパス 3-0 川崎フロンターレ
得点者
和泉(11分、名古屋)
和泉(18分、名古屋)
前田(64分、名古屋)

フロンターレ先発メンバー

1列目 小林
2列目 阿部 中村 脇坂
3列目 田中 山村
4列目 登里 谷口 ジェジエウ 車屋
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

斉藤 in、脇坂 out(46分)
ダミアン in、山村 out(59分)
家長 in、中村 out(71分)

劇薬

我慢できなかった守備

今シーズンのフロンターレを支えていたのは間違いなくCBだと思います。開幕直後は谷口選手と奈良選手、奈良選手が怪我で離脱してからはジェジエウ選手が期待以上の活躍をしてきました。前掛かりのチームの中で攻撃の起点として相手陣まで侵入しながらボールを供給し、相手の縦パスをカットし、速攻に対処する。この難しい仕事をやり遂げているCBは間違いなくフロンターレのベースとなっています。

点が取れない以上は失点をしない時間をできるだけ長く保たなければいけませんが、この試合は開始11分でセットプレーから失点してしまいました。失点はアンラッキーなところもありましたが、この時間帯は相手陣にすら入れないように名古屋に押されまくりました。試合開始直後に相手の出方を見てしまうフロンターレの悪い癖です。相手の体力がある時間帯に、見てしまうことで相手のプランを実現させてしまいます。がっぷり四つに組めば負けることはないのですから、相手が落ち着いてくるまでは、見るのではなくしっかり戦わないとこのような試合になってしまいます。

谷口彰悟が放った劇薬

この試合では谷口選手が警告を2枚受けて退場になってしまいました。2枚目の警告は試合の大勢が決まっていた後半35分でしたし、いざこざに直接関与していたわけではないのですが、我慢ができずに相手に近寄って突き飛ばしてしまいました。結果として次節は出場停止。おまけにこの後警告を受けたジェジエウ選手も累積警告で次節出場停止となりました。

これまでのフロンターレを指させてきたCB2人が次節出場停止の厳しい状況ですが、この2人からしてみれば、自分たちがどれだけチームに貢献しているのか、攻撃的選手達に思い知らせてやろうぐらいの気持ちではないでしょうか。まぁ。言い過ぎだとは思いますが、攻撃陣に奮起を促すには十分な劇薬を放ったのではないかと思います。守備の要が2人とも出場停止の試合で攻撃陣がどんなプレーを見せるのか注目です。

攻撃パターンが少なすぎる

ゲーム支配力が落ちてきている

ワールドチャレンジでプレミアリーグのチェルシーと戦い勝利した後に、やはり止めて蹴ることの重要性を再確認したとコメントしている選手達がいました。ボールを手で扱えないスポーツである以上は足で正確に扱うために、ボールを止める、ボールを蹴ることが重要なことは間違いありません。しかしそれが得点に繋がらなければ宝の持ち腐れです。

今シーズンはこの試合に限りませんが、パスすらつなげない時間帯が増えてきたように感じます。相手に研究されているのか、相手も上手くなってきてボールを繋がれる時間帯が増えてきたのか、それともフロンターレの技術が下がってきているのか、理由は一つではないと思いますが、フロンターレが一方的にゲームを支配する試合が減ってきているように感じます。

相手の隙を突く攻撃

しっかり守っている相手の隙を見逃さずに正確なパスを繋いで得点につなげることがフロンターレの攻撃の特徴と言われますが、本当にそうなのか疑問です。ゆっくりと攻撃を組み立て、相手に帰陣の時間を与え、相手がの守備態勢が揃ってから隙を突いて得点したシーンはどれだけあったでしょうか。相手チームの研究も進んでいることでしょうし、このキャッチフレーズもフロンターレの攻撃力を表しているとは言えないものと思います。

バリエーションを作ることは急務

この試合を見ていて名古屋には攻撃のバリエーションがあるように感じました。攻撃にスピードの緩急がある、積極的に選手が個人突破を仕掛ける。監督も選手も違うので、比較しても仕方がありませんが、フロンターレの一貫したまったりしている試合運びとは異なりました。

攻撃のバリエーション不足は強化部も感じていることで、今シーズンに備えて特徴のある選手を獲得しました。しかし、その選手達も決してプレー時間が長い訳ではありません。個人の特徴を活かすよりも、まずチームに馴染ませる事を優先しているのは間違いないと思います。チームに馴染んだ上でよいプレーができれば良いのですが、チームに馴染ませるために、個人の特徴を消してしまっていると感じるのは私だけでしょうか。

奮闘する選手達

谷口彰悟

谷口選手がいつもとは違う面を見た感じがします。すっかり頼れる選手になりました。来シーズンのキャプテンは谷口彰悟に任せましょう。

山村和也

突然の出場でしたし、相手が名古屋だとさすがに簡単にプレーさせてくれることはありませんでした。便利屋のように使われていますが、練習からしっかりポジションを決めて使うようにしてもらいたい。もっとできる選手ですし、できるところを引き出してやれない監督・コーチに問題があるように感じます。

脇坂泰斗

好調な若い選手を試合から遠ざけてはいけない例です。好調なときはとにかく使い続けないと良い感覚が失われてきてしまうのではないか。多少のことは目をつぶってトップ下を任せたらいいのに。

次の試合

天皇杯3回戦
8月14日(水)19:00 
シティライトスタジアム
ファジアーノ岡山
台風の中の試合になりそうですが、内容は問いませんのでしっかり勝って帰ってきてください。残念ですがテレビ放送はないようです。

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