J1-23節 仙台戦 悪くないのに勝てない試合

ワルンタ01J1リーグ

試合情報

2019年 J1リーグ 第23節

2019年8月17日 19:00KO
ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台 vs 川崎フロンターレ

試合結果

ベガルタ仙台 2-2 川崎フロンターレ
得点者
阿部(23分、川崎)
長澤(54分、仙台)
長澤(64分、仙台)
長谷川(79分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 小林
2列目 阿部 中村 家長
3列目 田中 下田
4列目 登里 車屋 山村 マギーニョ
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

長谷川 in、家長 out(69分)
斉藤 in、阿部 out(75分)
ダミアン in、中村 out(86分)

悪くないのに勝てない試合

厳しいスケジュールでも戦える戦力

3日前に岡山で天皇杯3回戦を120分戦いその足で大阪に宿泊。翌日川崎に戻り中1日で仙台でアウェイゲームというこの移動は、今シーズンで一番厳しいスケジュールだったことは間違いないでしょう。そんな中でも悪い試合内容にならなかったのは選手層の厚さによるものです。

天皇杯には出場していない選手のうちこの試合に先発したのは、ソンリョン選手、登里選手、小林選手、中村選手、田中選手の5選手もいましたが、天皇杯もこの試合もチーム力を落としたメンバーには見えませんでした。

天皇杯3回戦とこのJ1-23節の両試合ともに先発したのは、下田選手(120+90分)、マギーニョ選手(98+90分)と家長選手(120+69分)の3選手だけでした。本当に選手層が暑くなったものだと感じます。

悪くない試合でも勝てず

多少ドタバタしましたが、全体的には悪い内容ではなかったと思います。1失点目のシーンは相手が上回っていたということでしょう。2失点目は自陣ゴール前で波状攻撃をさせてしまったことがいけません。しっかりクリアするか、ボールを確保して押さなければ、こういうことも起きてしまいます。それにしてもお株を取られたようなスルーパスでした。この2得点だで出なく長澤選手はこの試合好調なプレーを見せていました。

失点が増えると守備が破綻したと言われますが、問題は攻撃面だと思っています。なかなか前線に良いパスが供給できていませんが、チャンスはありました。しっかり先制点を決めた阿部選手はさすがです。50分に家長選手からゴール前でボールを受けた小林選手は上手くトラップができずにシュートまで持ち込めませんでした。ここは決めて欲しいところでした。

パスだけで相手を崩せるのか

パスを繋ぐことに注力しすぎではないか?

2019シーズンの最優秀ゴールに選ばれたJ1-30節神戸戦の大島選手のゴールはとても印象的でした。ゴールに絡んだ選手達が仕掛けることなくパスを繋ぐだけでゴールマウスにボールを運び込みました。

2018年J1リーグ最優秀ゴール

選手達からも自画自賛するコメントもあり、こういうプレーをしたいのだという選手達の思いを知ることができます。確かに美しいゴールではありますが、そんなに頻繁に現れるようなゴールではないと思います。いろんな所でこれこそがフロンターレの真骨頂だと取り上げられたため、選手達もこの成功体験に引きずられているように思います。

1対1で勝負しない選手達

ボールを失わないことがチームの基本戦術であるため、相手を前にしてチャレンジするシーンが少ないと思います。ワイドの位置でボールを受けても、味方の選手が上がってくるまで時間をかけたり、チャレンジするそぶりも見せずに後ろ向きにパスを出したり、相手の脅威にならない選択をしていることがほとんどです。

相手と勝負して出し抜いてやるとの気持ちがあふれている2018年J1-09節の先制点のようなシーンが今シーズン全く見られないのはどうしたものなのか。このシーンでは家長選手から獲物を仕留めてやろうという気持ちがひしひしと感じられます。

2018年 J1-9節 鹿島戦

チャレンジしても必ず成功する訳ではないでしょうが、そこは勝負するでしょうという場面で勝負しないのは見ていてがっかりな気持ちになります。勝負することを良しとしないチーム状況なのでしょうか。やはりどこかでは1対1の勝負を仕掛けて相手を崩すことにチャレンジすべきだと思います。

1対1で勝負できるような攻撃

確かにどんな場面でも1対1の勝負ができるわけではないことは理解します。それに今のフロンターレの戦い方では1対1でチャレンジしにくいのは分かります。というのも、攻撃がゆっくりなため、チャレンジすることができる選手にボールが渡るときには、相手の守備の体勢がしっかりできていて、かつ、前にスペースがない状況がほとんどだからです。

やはりチャレンジさせる選手には、相手の体勢が整う前にボールを渡す事を考えなければなりません。パスを繋いでまったりする場面が必要ないとは言いません。素早く攻撃する時とゆっくり攻撃する時、その場面で最適な攻撃方法を選択してもらいたい。いつもで同じテンポの攻撃になっていることで相手を楽にしていると思います。

奮闘する選手達

マギーニョ

フロンターレ規格から外れた、ポテンシャルがありそうな選手です。荒削りで見ていてヒヤヒヤする部分も多いですが、予期せぬ事をしそうです。チームの調子が悪いとこういう選手の爆発を期待してしまいます。あまり型にはめずに好きなようにプレーさせてあげれば良いのではないでしょうか。

下田北斗

仙台戦の下田選手の総走行距離はチームトップの11.1km。3日前に120分戦った疲れも見せずに動き回りました。下田選手の活動量にチームは支えられていることは間違いありません。走ることを基礎にしているチームで鍛えられた下田選手は連戦でも頼りになります。

田中碧

個々数試合は疲労が出ているようにも見えましたが、この試合では良いプレーを披露しました。先制点のお膳立ても見事でした。積極的にボールを前に持ち出すことを意識しているようです。これこそ今のフロンターレには欠けている部分だと思います。

次の試合

J1-第24節
8月24日(土)19:00 
等々力陸上競技場
清水エスパルス
漸く1週間空きます。夏の疲労が蓄積しているとは思いますが、久しぶりのホームゲーム。しっかり勝利をつかんでください。

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