J1-29節 ガンバ大阪戦 今年を象徴する試合

ワルンタ01J1リーグ
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試合情報

2019年 J1リーグ 第29節

2019年10月19日(土) 14:00 KO
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪 vs 川崎フロンターレ

試合結果

ガンバ大阪 2-2 川崎フロンターレ
得点者
渡邊(5分、大阪)
大島(51分、川崎)
ダミアン(63分、川崎)
倉田(66分、大阪)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン
2列目 長谷川 中村 家長
3列目 大島 守田
4列目 車屋 谷口 山村 登里
GK 新井

フロンターレ交代選手

田中 in、守田 out(46分)
脇坂 in、登里 out(69分)
下田 in、中村 out(78分)

今年を象徴する試合

いつまで繰り返すのか

特に説明不要の試合でした。早い時間に不用意なプレーからピンチを招き失点。その後引きこもる相手を崩すのに時間がかかり、追いつき逆転したと思ったら。簡単にセンタリングを上げさせて同点に追いつかれる。これまで何度も見たようなシーン満載の試合でした。

特定の選手や特定のポジションというよりも、チーム全体としてこのような試合進行に慣れきってしまったということなのでしょう。今後も同じような試合を繰り返すのか、なにか新しいものを見せてくれるのか、ルヴァンカップの決勝戦を含めて残るはあと6試合です。

大島僚太に対する期待は大きすぎる

注目は大島選手でした。3ヶ月ぶりの出場したルヴァンカップ鹿島戦から3試合目にして先発出場になりました。大島選手が出場した試合の勝率が出場していない時より高いようで、復帰後にチームに良い力を与えてくれると期待されていました。注目していましたが、大変物足りないプレーでした。

勢いのないパスを味方に出して、簡単に受け手が相手のプレッシャーに晒されてしまい、また、相手にパスカットされたシーンもあり、何故あんなに中途半端なパスを出すのだろうと思うことが多くありました。また、守備時には相手の前にポジションを取ることを優先し、相手に体を当ててボールを奪取することはほとんどありませんでした。全力で走ることはできない(しない)ようでは、チームの他の選手の負担を増やしてしまいます。

大島選手が不在の間にボランチを担っていた下田選手や守田選手は前にスペースがあればドリブルで持ち上がることができ、相手の守備を混乱させていました。レベルの高いフロンターレのボランチ陣の中で、大島選手が特別扱いされるだけの地位にはいないことが明確になりましたし、大島選手のまったりとした試合コントロールにチームを任せてしまうと、これからも苦労しそうな気がします。

公平な競争を始めないといけない

家長昭博

ここ数試合何か吹っ切れたように、サイドライン際を突っ走るプレーを見せていた家長選手。この試合はムラッ気のあるプレーになってしまいました。レッドカードを提示されてもおかしくないような後ろから相手を挟み込むようなタックル。イエローカードですみましたが、この後レッドカードもあり得るなと覚悟をしました。

ところが後半は一転して前への勢いを取り戻しました。ゴールにはなりませんでしたが、惜しいシュートが2本。決めて欲しい所でしたが、前に進むことを思い出してくれれば、これからのプレーも期待して良いのではないかと思います。

家長選手については、シーズン前に中村選手と交代でトップ下を担うと考えていましたが、今シーズンのプレーを見ていると周りの選手を使うのは得意ではないように思います。独特のテンポに周りの選手はなかなかついて来れませんし、トップ下の選手としてはプレーがおおざっぱ過ぎます。

家長選手が一番輝くのはサイドアタッカーとしてのプレーだと思います。右サイドであれ、左サイドであれ、ボールを受けて一瞬のスプリント力で相手を置き去りにし、中央の選手に良いボールを供給する。これが相手にとって一番怖いプレーなのではないかと思います。監督・コーチは家長選手にしっかりと役割を与えるべきなのではないでしょうか。

中村憲剛 対 脇坂泰斗

トップ下のポジションで中村選手にチャレンジしているのが脇坂選手です。今シーズン前にここまでやれるとは思っていませんでしたが、フロンターレでトップ下を担える力を見せてくれています。

左右どちらの足でもゴール枠をきれいに捕らえるシュート力。自分のスピードを落とさず動きながらボールを受けられる技術。スピードの乗ったドリブル。フリーキックの正確性も含めて、どれも今のフロンターレではトップレベルにあると思います。ドリブルで相手に取られないでボールを持ち上がれるのは、脇坂選手と家長選手、斉藤選手ぐらいです。

この試合の出場時間はアディショナルタイムを含めて30分弱でしたが、力強いドリブルによる好機を作っていましたし、もっと出場時間を増やしてもらいたいと思います。

次の試合はどちらが先発の座を得るのでしょうか。

最終ライン

この試合の最終ラインは右から、登里選手、山村選手、谷口選手、車屋選手の並びでした。ちょっと意外に思ったのは、ボランチの4人が試合に出られる状態にあったので守田選手を最終ラインに入れて、J1-28節の湘南戦のように、守田選手、谷口選手、車屋選手、登里選手の並びにしなかったことです。

この試合では不用意なプレーで先制点を献上した登里選手、簡単にセンタリングを上げさせて同点に追いつかれてしまった車屋選手、どちらもリスク管理はもう一度考え直さなければなりません。

最終ラインについては選手不足でポジション競争が起こる環境にはありません。怪我で出場試合が少なかった奈良選手、ジェジエウ選手が復活すれば、CBは安心してよいと思います。両SBについては新たな選手の補強は必須であると考えますが、今後その考えを覆してくれるようなプレーをしてくれると良いのですが。

奮闘する選手達

長谷川竜也

何もできない試合でした。ボールを受けても簡単に相手に奪われ、センタリングも質が悪く、相手の脅威になることができませんでした。好調時のパフォーマンスにはほど遠いと思います。この試合ではベンチに斉藤選手が戻ってきてポジションの競争も激しくなります。

レアンドロダミアン

なかなかボールが来ない中でもしっかりと結果を残すところは本物のストライカーです。無駄追いが少なくなり、90分戦えるようなコンディションになっています。相手コーナーキックをはじき返すのも多くはダミアン選手でした。攻守において貢献度高い選手です。

田中碧

緊急事態で右SBにポジションを変えましたが、相手との間合いを上手く取りボールを奪取することもありました。いろんなポジションでプレーすることで得られるものは多くあると思います。期待はますます膨らみます。

次の試合

ルヴァンカップ 決勝
10月26日(土)13:05 
埼玉スタジアム2002
コンサドーレ札幌
優勝すれば1億5千万円の賞金が手に入ります。J1リーグ戦の理念強化金配分金がゼロになりそうな気配がありますので、ルヴァンカップではしっかりを優勝賞金を持って帰らないと来シーズンのチーム予算は大変なことになりそうです。

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