J1-31節 鹿島アントラーズ戦 鹿島が自滅した試合

ワルンタ01J1リーグ
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試合情報

2019年 J1リーグ 第32節

2019年11月9日(土) 14:00 KO
県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ

試合結果

鹿島アントラーズ 0-2 川崎フロンターレ
得点者
山村(62分、川崎)
長谷川(71分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 小林
2列目 阿部 脇坂 家長
3列目 大島 田中
4列目 車屋 谷口 山村 守田
GK 新井

フロンターレ交代選手

長谷川 in、脇坂 out(56分)
知念 in、小林 out(80分)
登里 in、阿部 out(90+3分)

良い面と悪い面

前半30分迄は王者の戦い

両チームとも試合のペースを握ろうとする試合開始後に、優勝を目指す首位の鹿島を十分に支配できていました。フロンターレ選手の運動量が豊富でパスをもらうために顔を出し続けていましたし、ルーズボールも拾えていました。

試合の入りが悪かったJ1-29節のG大阪戦やルヴァンカップ準決勝第1戦鹿島戦の経験が活かされていると感じ、このまま90分間続ければ、得点チャンスも訪れると楽観的に見ていたのでしたが、、、

レオシルバ

さすがに優勝に一番近い位置にいる鹿島でした。前半30分を過ぎると中盤を支配し始めましたし、簡単にボールを失うことが減ってきました。特に中盤のどこにでも顔を出してくるレオシルバ選手の存在感は十分で、彼がボールを持つと複数で囲んでもボールを奪えなくなります。大島選手、田中選手が果敢に挑んでいましたが、まだまだレオシルバ選手の方が1枚上手でした。

中に入る家長選手

前半しばらくして家長選手が中に入り始めました。私はこれがポイントだと思っています。脇坂選手から長谷川選手の交代の理由として鬼木監督は「家長選手が窮屈にしていたので中でフリーマン的にプレーしてもらいたかった」と説明していましたが、それ以前に右サイドからは離れてしまっていました。

鹿島の左SB町田選手のマークに苦労していたようですが、我慢して右サイドで勝負してもらいたかったと思います。今の家長選手は簡単に止められてしまうような選手ではありませんし、相手が誰であれ右サイドから効果的な攻撃ができると思います。

大島選手が戻ってきたのでゲームの組み立てはCBとボランチに任せて、家長選手にはサイドの突破に専念してもらったほうが相手には脅威だと思うのですが、、、

セットプレーとカウンター

山村選手がコメントしていたように、先制点のセットプレーはスカウティングの結果フリーになる場所が分かっていたようです。あれだけフリーになるのですから、見事なスカウティングでしたし、それに基づいてエリアに入り込んだ山村選手はさすがでした。

また、追加点はカウンターからでした。カウンター攻撃が上手くないなどとこのブログで書いていましたが、お詫びしないといけません。多少遠い位置からでもシュートを打った小林選手、相手SBを振り切ってゴール前まで走り、ボールをゴールに押し込んだ長谷川選手、ともに素晴らしいプレーでした。

ぼろぼろにやられていることに目をつぶってはいけない

連戦は後半に効いてきた

前半の30分迄は鹿島の気合いに負けることなく、フロンターレペースで進めていましたが、前半30分以降は全く良いところがありませんでした。大島選手、田中選手も局地戦では質の高いプレーを見せてくれましたが、運動量が減ってペースを失い、その後はフロンターレペースになることはありませんでした。

ルヴァンカップ決勝戦から4試合連続先発の脇坂選手(ルヴァンカップでは64分で交代)、4試合連続でフル出場の田中選手の2名はさすがに厳しそうでした。それ以外にも中3日で連戦になった選手も多く、準備万端の鹿島と戦うにはまだまだ実力不足の様相を呈していました。

決定力不足は鹿島も同じだった

厳しい試合でも勝てる実力がついたとか、J1リーグやルヴァンカップ優勝の経験が活きたとかいう評価もありますが、この試合は、鹿島の決定力の不足によって勝てただけだと思います。

サイドから決定的なセンタリングは何本も上げられ、2列目からの走り込んだ選手へのスルーパスには対応できず、ゴール前のミスから絶好のチャンスを与えてしまうなど、全部入れられたら5、6失点してもおかしくない試合でした。

この内容ではFマリノスにはやられる

次節の相手は横浜Fマリノスです。フロンターレ以上に攻撃的なチーム戦術が上手くはまって久しぶりの優勝を狙える位置につけています。ここまで31試合で60得点と、1試合あたり複数得点でシーズンを終える可能性も残しており、前線は誰でも得点が取れるメンバーが揃っています。この試合のようにチャンスを与え続けてしまっては、大量失点の可能性も高いと言えます。

次の試合までは3週間空きますので、体調面、スカウティング面ともに十分に準備ができると思います。この試合のように途中でスタミナ切れを起こすようなことはないと信じますが、横浜、その次のコンサドーレ札幌にすっきり勝ってJ1リーグ2連覇王者の実力を見せてもらいたいものです。

目標は優勝か?

目標は優勝か?

優勝の可能性がある限りそれを目指すのは当然です。メディアの報道を見ても優勝に首の皮一枚繋がったとか言われています。可能性としては全くその通りですが、フロンターレより上位には3チームいて、どのチームからも大きく勝ち点差をつけられています。3チームが総崩れしてくれないと優勝はありませんので、2017年の鹿島だけを追い上げていた時とは状況は違います。

もし優勝すれば2017シーズンよりも奇跡的と言えます。そんな奇跡を追い求めて応援し続けるのもサポーターの楽しみかもしれません。

ACL出場

ACL出場の可能性は優勝の可能性ほど低くありません。2位または3位に入れば2020年のACLにプレーオフから出場できます。現時点で3位の鹿島は勝点59。一方フロンターレは1試合消化が多くて勝点57。自力での可能性はありません。

また、J1リーグ3位以上のチームと天皇杯優勝チームが重なった場合には、J1リーグ4位のチームがプレーオフから出場することができます。天皇杯のベスト4には鹿島が残っていますので、鹿島が優勝すればフロンターレがJ1リーグを4位で終えてもACLにプレーオフから出場することができることになります。

J1リーグでは鹿島の失速を願い、天皇杯では鹿島の優勝を願う。こんな勝手な願いを鹿島は受け入れてくれるでしょうか。

賞金と理念強化配分金

2017、2018シーズンとJ1リーグを連覇したフロンターレは多額の資金を手に入れました。全チームに均等に配分される均等配分金の3.5億円に加えて、J1リーグ優勝賞金として3億円、強化理念配分金として15.5億円(3年間の傾斜配分)です。優勝したことで2年連続で他のチームより18.5億円多く受け取ることができました。

優勝以外でも賞金と理念強化配分金を受け取ることができますので整理しておきます。

J1リーグ賞金

  • 優勝  3.0億円
  • 2位 1.2億円
  • 3位 0.6億円

続いて理念強化配分金

理念強化配分金

  • 優勝 15.5億円(3年間の傾斜配分)
  • 2位  7.0億円(3年間の傾斜配分)
  • 3位  3.5億円(2年間の傾斜配分)
  • 4位  1.8億円(1年で全額配分)

厚い選手層を維持するための資金として、優勝賞金も理念強化配分金も重要です。J1リーグを4位で終えるのと3位で終えるのとでも大きな差があることから、ひとつでも上の順位で終えたいところです。

やはり重要なのは試合内容

優勝、ACL出場、賞金・配分金と見てきましたが、本当に見たいのは良い試合です。ルヴァンカップに優勝してから最後まで強豪相手が続いています。広島、浦和、鹿島、横浜、札幌、それぞれ特徴があって強いチームです。

広島、浦和、鹿島の3連戦は3連勝となりましたが、フロンターレが強いと印象づけたのは浦和戦だけです。残りの横浜、札幌には試合結果でも内容でも強いフロンターレを見せて欲しい。それが今シーズン残り2試合になった現時点での希望です。

奮闘する選手達

新井章太

連続してGKを任せられている新井選手。元々自信もあったでしょうが、その自信がどんどん大きくなっているようです。積極的に前に出るプレーもチームを助けています。果たして来シーズンの第1GKの座を手に入れられるのでしょうか。

長谷川竜也

ここのところプレー時間が減少気味の長谷川選手です。ゴール前には必ず顔を出しこぼれ球に反応できるのが強みです。追加点のシーンもゴール前まで全力で走り、こぼれ球を確実にゴールに流し込みました。大一番に活躍するのも長谷川選手の特徴です。ひさしぶりの活躍でしたが、嬉しい5得点目となりました。

次の試合

J1-第33節
11月30日(土)14:00 
等々力競技場
横浜Fマリノス
ホーム最終戦はJ1リーグ2位の横浜です。元祖攻撃的チームのフロンターレとしては、攻撃的なチームを作ってたかだか2年目の横浜に優勝させるわけにはいきません。

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