J1-32節 浦和レッズ戦 大島僚太の7秒間

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試合情報

2019年 J1リーグ 第32節

2019年11月5日(火) 18:30 KO
埼玉スタジアム2002
浦和レッズ vs 川崎フロンターレ

試合結果

浦和レッズ 0-2 川崎フロンターレ
得点者
脇坂(35分、川崎)
小林(78分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン
2列目 斉藤 脇坂 家長
3列目 田中 守田
4列目 車屋 谷口 山村 マギーニョ
GK 新井

フロンターレ交代選手

大島 in、マギーニョ out(46分)
小林 in、ダミアン out(67分)
阿部 in、脇坂 out(89分)

淡々とした試合で勝利

浦和は引いて守ってくれた

浦和は元気がありませんでした。ACL決勝戦を控えて大幅な選手の入れ替えを行い適材適所ではないポジションで起用された選手も多かったようです。今ひとつモチベーションが上がらない浦和に見えました。

試合開始直後に不用意なミスがらみで失点することも多かった今シーズンですが、この日のフロンターレは試合にうまく入ることができました。不安定になりがちな前半15分を無事通過し25分を過ぎるあたりから得点のにおいがしてきました。

28分の脇坂選手の左足のミドルシュート、その直後CKからの谷口選手のヘディングシュート。そして35分に脇坂選手が右足でミドルシュートを決めました。この時間帯はとてもよい感じで連続して攻撃できていました。

失点後浦和は多少前へのプレッシャーを強くしてきましたが、しっかりと押し返して大きな破綻もなく前半を終えられたと思います。

カウンター攻撃とセンタリング

後半に入り浦和も息を吹き返して前に出てくるようになりました。それでもしっかりと受け止め押し返すことができたと思います。

カウンター攻撃のチャンスもありましたが、浦和が後ろに人数を残して守っていたため、速い攻撃に移っても相手DFを破ってゴールに迫ることはできませんでした。

また、左右からのクロス、センタリングの精度の低さにも課題が残りました。特に左サイドの斉藤選手と車屋選手。せっかくダミアン選手がいるのだからもう少し可能性のあるボールを供給できるようになってもらいたいと思います。

大島僚太の7秒間

今シーズンの当初から大島選手が何か新しいことを始めようとしている気がして、そんなことをブログに残してきました。何を目指しているのかは分かりませんが、明らかに昨年までとは変わってきたように思います。具体的にいうと、緩急の「緩」の部分に何かを発見したような気がしていました。

この試合でもその「緩」を見せてくれました。76分47秒から場面です。最終ラインの左サイドでボールを受けた大島選手は、ボールを受けて足下に置いたまま棒立ちで7秒間何もせずに相手の様子をうかがっていました。最後には浦和FWが寄せてきたのでパスを出しましたが、その7秒間放送事故のように場面が止まっていました。

何を考えていたのかとても興味があります。その15秒後には小林選手が守田選手からのセンタリングを受けてヘディングで得点をあげていました。まさかこのシーンまで読んでいたのではないでしょうが、なかなか私のような凡人には分からない棒立ちプレーでした。

本日発表のKIRIN CHALLENGE CUP 2019の日本代表に選出されました。11月19日のベネズエラ戦のメンバーですが、日本代表でもこの棒立ちプレーを見せてくれるよう期待します。

憲剛がいない間は俺に任せろ

守備でも走り回る家長昭博

シーズン前半の不調時に比べると、体調が戻ったというよりはどこか気持ちが吹っ切れたようなエネルギッシュなプレーを続けている家長選手です。ポジションから離れてボールを触りにくることはほとんどなくなり、右サイドで勝負を仕掛けるプレーは相手にとって間違いなく脅威です。

中盤の組み立てに参加するようにポジションを下げなくなったのは、ゲームの組み立てを任せても大丈夫だと感じたからなのではないでしょうか。

攻撃時だけでなく守備にも気を抜くことなく相手を追い詰めます。もう頼れる中村選手はいません。自分がチームに元気を与え、チームを引っ張るとの意気込みを感じさせるプレーぶりでした。

脇坂泰斗のシュートエリア

ルヴァンカップ、前節の広島戦とチャンスに得点できなかった脇坂選手。この試合では得意のエリアから素晴らしいシュートを決めました。ボールを受ける前からシュートを打つことを決めていたように、素早いターンで相手をかわしGKが届かないゴールの隅にたたき込みました。

脇坂選手のシュート感覚にはいつも驚かされます。ペナルティエリアの外からでもシュートをゴールマウスに入れるイメージを自分のものにしているのでしょう。また、ボール扱いの基礎技術がとても高い。トラップ、ドリブル、シュート、ターン、どれをとっても一流品です。

奮闘する選手達

新井章太

先発出場を続けている新井選手を見ていて感じるのはハイボールへの対応です。キャッチをするプレーとはじき返すプレーの判断が良く安心して見ていられます。ただし72分浦和のFKからのプレーではパンチングが小さくなってしまいました。全体としては安心できるプレーだったと思います。左足のキックは練習しましょう。

守田英正

後半からSBにポジションを変えてプレーが良くなりました。特に家長選手との右サイドのコンビはいい結果を出しています。家長選手が積極的に前に行くようになり、後ろでどっしり構える守田選手との相性はいいようです。

ボランチではプレー判断が遅い場面が見られ、また、狭いエリアでのパスにこだわっているように思います。広い視野を持ちロングパスを正確に飛ばせることは昨シーズン証明済みです。復帰後第1戦なので調子を上げるのはまだこれからかもしれません。

田中碧

本日発表のU-22日本代表に選出された田中選手。11月17日に広島でコロンビアU-22と戦います。選出されたメンバーを見ても田中選手はボランチで試合に出場するのは間違いないと思います。プロ選手に年齢は関係ありませんが、オリンピック世代より1世代下の田中選手がU22日本代表のチームで活躍することを期待します。ボランチにオーバーエイジは要らないことを示して欲しいです。

次の試合

J1-第31節
11月9日(土)14:00 
県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
怪我人が戻った鹿島がしっかりと1週間の試合間隔を空けて待っています。フルメンバー、体調十分で優勝を目指している現在J1リーグ首位の鹿島相手にどこまで戦えるのか、とても楽しみです。

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