ルヴァン杯 準々決勝第1戦 名古屋グランパス戦 ダミアン走る、脇坂走る

ワルンタ01フロンターレ

試合情報

2019年 ルヴァンカップ準々決勝 第1戦

2019年9月4日 19:00KO
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs 名古屋グランパス

試合結果

川崎フロンターレ 2-0 名古屋グランパス
得点者
知念(15分、川崎)
脇坂(61分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン 知念
2列目 長谷川 下田 守田 脇坂
3列目 車屋 谷口 山村 馬渡
GK 新井

フロンターレ交代選手

小林 in、知念 out(78分)
阿部 in、脇坂 out(78分)
家長 in、長谷川 out(90+2分)

点が取れた攻撃

中盤の省略

相手の最終ラインの裏の取り合いのように試合が始まりましたが、迷うことなく裏を狙い続けたフロンターレが先制点を挙げました。試合後のコメントを読みますと、具体的に裏を狙ったとは言っていませんが、チャンスがあるところを狙ったとのコメントもあり、意識的に裏を狙い続けたのだろうと思います。

この試合では裏への抜けだしが直接得点に繋がりましたが、得点に繋がらなかったとしても裏を狙って相手陣深い位置に早くボールを運び込むことは重要だと思います。特に時間をかけて攻撃を組み立てるフロンターレは前線の選手の能力を発揮させないような攻撃に陥るケースが多くなっています。

相手に体をぶつけても対等以上に戦える知念選手、一瞬の隙を常に狙っている小林選手など長いボールを配球すれば得点のチャンスにつなげられる選手達はいます。わざわざ相手を帰陣させることなくチャンスがあれば点を取る、点が取れなくても相手陣深くまで進入できることを証明しました。

先制点をあげた後も相手の裏を狙う攻撃を止めたわけではなく、試合全般を通して早い攻撃を意識していたように思います。それにしても知念選手、長谷川選手、ダミアン選手、よく走っていました。

このメンバーでこのように得点できたことは、いつもの攻撃パターンで勝利につなげられない選手達に刺激になったと思います。次戦以降のレギュラーメンバーの攻撃に何らかの変化が出ることを期待したいと思います。

ダミアン走る、脇坂走る

61分の追加点を上げたカウンターのシーンですが、この時間帯でダミアン選手があれだけ走れるとは想像もしていませんでした。自陣のペナルティエリアから相手陣のペナルティーエリアまで、80mぐらいはあるのでしょうか。相手に追いつかれることなくドリブルで運び、最後は脇坂選手がシュートを打ちやすそうなパスを丁寧に出しました。

脇坂選手もダミアン選手に負けずに走りました。最後は冷静にGKの肩口を抜くシュートを決めました。これまでも脇坂選手のシュート決定力は高いと思っていましたが、右足でも左足でも落ち着いてゴール枠に飛ばすことができますし、フロンターレとしてはパスも出せて得点力もあるという新しいタイプの選手のような気がします。どんな選手に成長していくのかますます楽しみが増えてきました。

この戦い方に異論はない

この試合を見ていつものフロンターレの戦い方がいつもと違うと感じた人が多くいたと思います。私もそのひとりですが、試合を通してみるとパスを繋ぐところは繋いでいましたし、決してパス交換を軽んじたわけではないと思います。

裏へ抜けるロングパスとカウンターでの得点となったことから、パス交換による攻撃を捨てたと考えるのは正しくないと思います。要はパス交換による組み立てに偏っていたものを、短いパスと長いパスとをバランス良く取り混ぜて攻撃を組み立てることができていたと見ています。

7年近くパス交換の重要性を説いてそれを実践してきたフロンターレがパスを繋ぐことを忘れられるわけがなく、それを有利な手段として保持した上で他の攻撃パターンを組み込んだのです。

私はこの試合の試合運びは好意的に見ています。ただ、この長短取り混ぜた攻撃がこのメンバー限定にならないこと、また、名古屋限定の攻撃パターンとならないことを期待しています。相手のゴールに迫ろうとした意識がとても良くでたナイスゲームでした。

奮闘する選手達

守田英正

この試合のMVPは守田選手だと思います。ジョー選手に体を当ててボールを奪い、ダッシュしてイーブンボールを拾い上げ、攻撃時の動きもダイナミックになってきました。なにか鎖を解いて自由を得たようなプレーぶりでした。

長谷川竜也

前への意識が強く相手の裏を狙い続けたのは素晴らしかったです。いつも足下にしかボールは来ませんが、この試合のようにスペースで受けることを要求すれば相手を置き去りにする機会も増えるように思います。止まった状態からのドリブルより動いた状態でボールを受け、スピードを保ったままのドリブルの方が相手にとって脅威なのは間違いありません。体力を使い切ったあとの正確性とひと踏ん張りに期待します。

山村和也

いろんなポジションをやらされてきましたが、クレバーな選手なので全体を見渡せるCBが一番似合うように思います。身長が高い事はストロングポイントです。この日の空中戦を互角に戦えていたのは山村選手の頑張りのおかげです。

下田北斗

さすがに少し疲れてきたように見えます。ミスパスが目立つようになってきました。8月14日の天皇杯3回戦から5試合フル出場。前半に出場機会がなかったことを考えると疲れたなんて言ってられないでしょう。怪我人と代表選考でボランチに代えはいません。

次の試合

ルヴァンカップ 準々決勝第2戦
9月8日(日)18:00 
パロマ瑞穂スタジアム
名古屋グランパス
天皇杯に続いて台風予報です。強い風の元での試合には予想外の事が起きますので、それを考慮した戦い方が必要です。

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