ルヴァン杯 準々決勝第2戦 名古屋グランパス戦 攻撃のバリエーション

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試合情報

2019年 ルヴァンカップ準々決勝 第2戦

2019年9月8日 18:00KO
パロマ瑞穂スタジアム
名古屋グランパス vs 川崎フロンターレ

試合結果

名古屋グランパス 2-2 川崎フロンターレ

得点者
下田(53分、川崎)
長谷川(73分、名古屋)
ダミアン(81分、川崎)
ジョー(89分、名古屋)

フロンターレ先発メンバー

1列目 小林
2列目 阿部 脇坂 家長
3列目 下田 守田
4列目 車屋 谷口 山村 馬渡
GK 新井

フロンターレ交代選手

長谷川 in、脇坂 out(65分)
ダミアン in、小林 out(74分)
三笘 in、阿部 out(86分)

豊富な攻撃のバリエーションを見せる

調子の上がらない両チーム

今ひとつ調子が上がらない両チームです。ルヴァンカップというリーグ戦とは異なる大会で上昇気流を掴みたいところです。試合は2対2の引き分けに終わりましたが、フロンターレとしては良い面も悪い面もでたなかで、今後に期待をもってよいと思います。

先制点後の停滞感

最初に触れたいのは悪い面です。フロンターレは先制点を取った後に一息ついてしまう癖があります。先制すると積極性を失い試合をコントロールすることに意識が行ってしまっているようです。この試合も下田選手のミドルシュートが後半8分に決まった後、いつものようにまったりしてしまいました。決して調子の良いように見えない名古屋でしたので、追加点を積極的に取りに行きたいところでした。

第1試合を2対0で勝利しその上アウェーゴールを奪ったのですから、実質4失点しない限り負けないこととなり、気が緩んだこともあったのかもしれません。このあたりはなかなか改善されない課題です。

豊富な攻撃のバリエーションを見せた

攻撃の面では多彩なパターンの攻撃を見せられたと思います。ざっとリストアップします。

  • 最近思い出したように狙い始めた裏へのロングパス。小林選手のVARで取り消された2回目のシーンです。
  • 最初にVARで取り消されたシーンでは、ゴール前右サイドから阿部選手から小林選手へ相手の隙を突いたパス。上手くパスでゴールをこじ開けたように思いましたが、VAR検証後に取り消されてしまいました。
  • サイド攻撃での工夫も見られました。車屋選手がゴールバーに当てたシーン。左サイドで前を向いた形でボールを受ける工夫が見られ、シュートにつながりました。
  • 早い攻撃のバリエーションとしては、右サイドの馬渡選手か小林選手送ったアーリークロスがあります。2017年J1-33節アウェー浦和戦で、家長選手が小林選手に送ったアーリークロスを彷彿とさせました。

前半にこれら以外に、阿部選手の狙いすましたシュートもあり、これだけバリエーションの豊富な攻撃を見たのは久しぶりです。

後半は得点が生まれましたが、これはまた違った攻撃パターンでした。

  • 下田選手のミドルシュート
  • セットプレーからのダミアン選手のヘディングシュート。

決定力にはまだまだ課題がありますが、これだけいろんなパターンの攻撃を見せてくれると本当に見ていて楽しめます。ボール支配率が高いだけでなく、こういうバリエーションの豊富な攻撃ができるチームこそ攻撃的なチームと呼ぶに相応しいと思います。

終盤に向けて

怪我人続出でもこのメンバー

フロンターレ史上稀に見る厚い選手層で始まった今シーズンですが、ここに来て出場できる選手が限られてきた感があります。大きな理由は怪我人の続出です。奈良選手に始まり、大島選手、斉藤選手、登里選手、そしてジェジエウ選手まで大きな怪我をしてしまいました。チームから発表されたものもされていないものもありますが、10月中旬ぐらいまでは復帰が期待できないのではないかと覚悟しています。

最終ラインは実質5人しかいなくなり、CBに谷口選手と山村選手、SBには車屋選手、馬渡選手、マギーニョ選手でやり繰りしなければなしません。ボランチも守田選手、下田選手、田中選手の3人です。カップ戦もあるなかで厳しいスケジュールが続きますが、気候も涼しくなってきますので、ベストなパフォーマンスを発揮してくれるよう期待します。

守備陣のメンバーがぎりぎりになった一方で、前線の2列には誰が出場してもおかしくない選手達が8人も健在です。そろそろ爆発してもらわないといけません。攻撃陣の一層の奮起が期待されます。

強いフロンターレを印象づけてくれ

カップ戦で優勝経験のないフロンターレです。ここぞという試合で勝ちきれない事が多くありましたが、リーグ戦を2連覇し鍵となるゲームの戦い方も理解してきているはずです。リーグ戦を諦めるわけではありませんが、ルヴァンカップ準決勝の鹿島戦が楽しみでたまりません。間違いなく現在最強といえる鹿島相手にトーナメントでホームアンドアウェー2連戦です。2連覇のチャンピオンがどこまで戦えるのか大いに期待します。

J1リーグ戦2連覇して漸くサッカー界に名前を知られ始めましたが、2連覇で終わってしまっては3連覇を達成した鹿島の陰に隠れてしまいます。フロンターレ強かった時もあったね、などと言われないように、今シーズン悪くとも何らかのタイトルを取らないといけません。

サッカーダイジェスト(蛇足)

現在発売中のサッカーダイジェストに、外国人選手、監督、外国の記者へのアンケートが載っています。気になるコメントが2つありました。

そのひとつは「Jリーグは飛び抜けて強いチームがいない」です。毎年のように優勝チームが変わり、ここ10年間で6チームが優勝を飾っています。そんな群雄割拠なJリーグの中心となる強いチームを育てようとして、JリーグはDAZNマネーから上位のチームに莫大な金額を配分することにしたのです。その制度の開始以降2年連続で優勝したフロンターレは、飛び抜けて強いチームにならなくてはいけないのです。

また、外国人記者へのアンケートのなかで、知っているJリーグのチームは?との問いにフロンターレと答えている記者がいないことは残念でした。ACLで優勝してレアルマドリーといい勝負をして初めて外国人記者の記憶に残るのでしょう。ACLのグループリーグすら勝ち抜けないJリーグチャンピオン。まだまだやることは多いです。

奮闘する選手達

下田北斗

前回のブログでそろそろ疲れが出てきたようだと書きましたが、まだまだ豊富な運動量でチームを支えています。得意のミドルシュートまで披露してくれました。これが決まり始めると攻撃に迫力が増してくると思います。

山村和也

ジェジエウ選手の怪我も発表され暫くはスタメン出場が定着しそうです。直接の責任はないといえ目の前で2失点でした。大学時代から声をかけ続けたフロンターレは、山村選手の守備力に期待していたからでしょう。いよいよそれを発揮するときが来ましたよ。

脇坂泰斗

足下の技術もサッカーセンスもあり、良いプレーが多く見られるようになってきました。とはいえ、まだ消えている時間帯も多いように思います。フロンターレの試合を支配しているのは自分だというような存在感を見せて欲しい。

レアンドロダミアン

7/19のWCのチェルシー戦からただ一人全試合連続出場中。出場時間が短いときもしっかりと結果を残しています。自分の得点シーンのFKを獲得したのは、ダミアン選手が馬渡選手へきれいなパスを通したためです。決してヘディングだけの選手でないことは明らかです。

次の試合

ルヴァンカップ 準々決勝第2戦
9月14日(土)19:00 
等々力陸上競技場
ジュビロ磐田
調子の悪い磐田ですが、優勝を狙うチームより降格から抜け出ようとしているチームの方がモチベーションが高かったりします。

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