ルヴァンカップ準決勝第1戦 鹿島アントラーズ戦 これは本物か?

ワルンタ01フロンターレ
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試合情報

2019年 ルヴァンカップ準決勝 第1戦

2019年10月9日(水) 19:00KO
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ

試合結果

川崎フロンターレ 3-1 鹿島アントラーズ
得点者
白崎(10分、鹿島)
守田(27分、川崎)
脇坂(82分、川崎)
阿部(85分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 ダミアン
2列目 長谷川 脇坂 家長
3列目 下田 守田
4列目 登里 車屋 谷口 馬渡
GK 新井

フロンターレ交代選手

山村 in、馬渡 out(37分)
阿部 in、長谷川 out(76分)
大島 in、下田 out(79分)

これは本物か?

強豪鹿島に逆転勝利

ルヴァンカップはホームアンドアウェーの2試合で勝負が決定されるとはいえ、あの鹿島に前半10分に先制点を奪われてから逆転勝利をあげるとは、現在のJ1リーグのそれぞれの立場を考えると期待以上の試合展開だったと思います。

あっという間に前半10分で点を取られ、先制点を取られると意気消沈してしまうフロンターレなので、このまま試合を終えてしまうこともありえるだろうと思いながら観戦していました。

ところがいつの間にかペースを握り、前半に追いつき、後半もほとんど危ない場面はなく、しっかりと逆転し、その上追加点まであげて、3対1という思いもよらない結果を手に入れました。

シーズン最終盤での怪我人

今シーズンのフロンターレは長く離脱する選手達が多く、4月23日を最後に5ヶ月出場していない奈良選手、その奈良選手の不在中しっかりと最終ラインに入っていたジェジエウ選手は9月1日から1ヶ月以上離脱中。背番号10番を担う大島選手は7月7日を最後に離脱していましたが、この試合で3ヶ月ぶりに10分ほどの出場となりました。前線では調子が出てきた時に怪我を負ってしまった斉藤選手は1ヶ月半ほど離脱しています。彼ら以外にも小さな怪我はありましたが、ここまでなんとかやり繰りしていると評価してもよいと思うようになってきました。

この試合の相手鹿島では、主力の三竿選手、レオシルバ選手、そして得点感覚に優れているセルジーニョ選手も怪我で離脱中でした。そんな状態でJ1リーグの首位に躍り出ていることは素晴らしいと思いますが、今後の試合でも良い結果を続けられることは難しいだろうと思いました。この試合で三竿選手とレオシルバ選手の不在は大きかったと思います。彼らの粘り強い守備が欠けていたことで、フロンターレが試合を支配できたのだと思います。

応援しているチームだけ見ていると、怪我人がでているのでチームの調子が上がらないと不運を嘆きたくなりますが、なんとかやり繰りしている最終ライン、田中選手、下田選手の台頭したボランチ、脇坂選手のプレーぶりと、怪我人や調子の上がらない選手の穴を埋める良いプレーを見せてくれています。シーズン前に想定していたベストメンバーが揃わない中でも良いプレーを見せてくれていると改めて思いました。

前に進む意思は衰えない

このところ前に進む意思が強くなっていることは、これまでのブログでも触れてきましたが、この試合でもその意思は衰えていませんでした。特に家長選手。ボールを受けるとこれまでのたがが外れたように、相手陣にドリブルでボールを運びます。当然相手も急いで戻らなければなりませんし、守備の選手も家長選手に対応することで、守備全体のバランスが崩れてきます。守備のバランスを崩せばパスを通す隙が生まれてきます。

ドリブルだけでなく、縦パスも入り続けるようになりました。圧巻は3ヶ月ぶりに出場した大島選手の縦パスです。中央を切り裂くパスには唸りましたが、こうして中央からの切れ味鋭い攻撃ができれば、サイドからの攻撃と合わせて、リーグ最強の攻撃が復活してくると期待も大きくなります。

だが、改善すべき点は多い

試合直後のプレープラン

まず失点の時間帯が悪すぎます。試合開始10分に失点。それも中央地帯でのミスからのカウンター攻撃に沈みました。試合開始から15分辺りまでは相手もフレッシュで、フロンターレをはめようとしてかけるプレスにも勢いがある時間帯です。その時間帯に苦しむのはいつもの事で、この試合でも失点につなげてしまいました。

この試合の最初のプレーは、下田選手が相手の裏に大きく蹴り込むプレーでした。リスクは負わない事を考えてプレーしているのかと思ったのですが、その後のプレーがいけません。相手の強いプレスをかわせると自信を持っているのかもしれませんが、そこでリスクを負う必要はありません。最初の15分は安全・安心でプレーした方が良いと思います。

20分経過した頃からは試合の流れがフロンターレに傾きました。これはいつもの事で、相手の勢いのあるプレスが落ちてくれば、たいていはフロンターレのペースになるものです。ここまで失点をしない試合運びをしなくてはいけませんし、早い時間に失点しなければ、フロンターレが試合を有利に進める可能性は高いのです。

怪我人とポジション交代

久しぶりに先発出場した馬渡選手。相手ゴール前まで侵入しゴールに迫るシーンもありました。残念ながら37分で怪我で交代になってしまいました。怪我は仕方がないとは思いますが、その後のポジション交代をみて、最終ラインは緊急事態にあることを再認識しました。

右SBに怪我人がでたことによって、最終ラインの他の3人がすべてポジションを移さなければなりませんでした。左SBの登里選手が右SBへ、左CBの車屋選手が左SBへ、右CBの谷口選手が左CBに、そして山村選手が右CBに入りました。ポリバレントと言えば聞こえが良いですが、守備の選手がせっかく相手に慣れてきたときにそのポジションを変えなければならないことは、やはり不利に働くだろうと思います。

8名でスタートした今シーズンの最終ラインですが、舞行龍選手が移籍し、奈良選手、ジェジエウ選手が怪我、マギーニョ選手が期待のプレーができないことで、4名減っている状態です。山村選手を最終ラインにいれてなんとかやり繰りしていますが、緊急事態であることは間違いなさそうです。

フジテレビとサッカー(おまけ)

最悪のカメラワークと放送する人

この試合は自宅での観戦となり、スカパーが入らない我が家では、この時期だけフジテレビオンデマンド(FOD)に加入してネット放送で観戦しました。FODでのサッカー観戦はルヴァンカップ準々決勝の名古屋戦以来です。これまでのフジテレビのサッカー放送から予想はしていましたがカメラの切り替えを指示している人はサッカーを知っているのでしょうかと思いました。

あたかもアイドルのステージを放送しているかのように、選手や監督の顔のアップが多すぎます。プレーが動いている時にもプレーとは関係ない選手の顔のアップをする時もあり、サッカーのサポーターが見たいところを適切に見せてくれません。

アナウンサーも慣れていないのでしょうか。鹿島にもレアンドロ選手がいましたが、フロンターレのダミアン選手と「レアンドロ選手」と呼んでいました。間違えてはいませんが、サッカー実況に慣れていないのでしょう。解説者については言うまでもありません。

奮闘する選手達

家長昭博

以前にイニエスタより僚太とプレーしたいよなと発言したと伝えられていますが、大島選手が復帰してきたことが家長選手のモチベーションにつながっているかのように思います。ただ、周りとのパスの交換は相変わらず上手くいかないケースが見受けられます。家長スタイルについていくのは難しそうです。

新井章太

ここ数年Jリーグで最高のセカンドGKと思ってきましたが、これで直近の公式戦7試合中6試合でゴールマウスを守っています。ファーストGKとして試合に先発し、ミスもなく素晴らしいプレーを披露してくれています。長らく試合に出ていなかったにも係わらず、安定感のあるプレーができることは、日頃のトレーニングにしっかりと取り組んでいる証拠でしょう。

守田英正

公式戦初ゴールをあげました。シュートの意識が強くなってミドルシュートを打つ回数も増えていましたが、やっと入りました。全般的にプレーは良い方向に進んでいますが、球離れの悪さは気になります。リスクを冒して良い場所とそうではない場所の見極めをしないと、そのうち痛い目に遭いそうで心配です。

次の試合

ルヴァンカップ 準決勝第2戦
10月13日(日)15:00 
県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
中3日で再び鹿島と対戦です。鹿島とはJ1-31節で対戦しますが、この試合でフロンターレ強しとのイメージをつけておきたいところです。台風の影響が残る中での試合となりそうですが、割り切った戦いでも良いので、決勝まで駒を進めてほしいものです。

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