川崎フロンターレ 開幕後の7戦を振り返って その2

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出場選手の顔ぶれ

選手層は厚くなっているのか

2018シーズンと比較して、2019シーズンも開幕直後の結果が出ていないことから、出足の遅いフロンターレはいつものこと、とか、昨シーズンもこれで優勝できたのだから大丈夫だとか、いろんな意見があると思います。

ここでは、開幕後の7試合に出場している選手の顔ぶれを2018シーズンと見比べながら、今シーズンのこれからの戦いに期待が持ってよいのか考えてみます。

2018シーズンの開幕直後7試合の出場選手達

2018シーズン全体をみると登録選手数は34名(大学在学中の特別指定選手2名と4月に契約した宮代選手の3名を含む)です。開幕直後の7試合で出場した選手は20名です。GKが2名、フィールドプレーヤーが18名になります。

出場時間の長い順に並べてみました。出場時間にはアディショナルタイムは含めていません。

背番号ポジション選手名出場時間(分)
5CB谷口彰悟630
11FW小林悠630
41OMF家長昭博610
10DMF大島僚太585
21DMFネット577
7SB車屋紳太郎540
17SBエウシーニョ464
1GKチョン ソンリョン450
3CB奈良竜樹431
14OMF中村憲剛366
8OMF阿部浩之335
2SB登里享平298
4FW大久保嘉人239
30GK新井章太180
20FW知念慶177
25DMF守田英正160
23CBエドゥアルド109
19DMF森谷賢太郎71
6OMF田坂祐介52
16OMF長谷川竜也26

ボランチの安定と出場時間を減らしていった選手

シーズン前に怪我をしていた大島選手がXEROX Super Cupの後半に出場し、怪我から回復していることが確認できました。それ以降大島選手とネット選手のボランチコンビで戦っています。守田選手のポジションはDMFとしてありますが、2018シーズンのACL蔚山現代戦では右サイドバックとして90分出場しています。

また、中村選手の出場時間が少ないのも注目です。ACLのアウェイには帯同しなかったり、早めの交代も多く、鬼木監督が体調に配慮したことが窺えます。

また、シーズン途中で移籍した選手や怪我などでこれ以降出場のチャンスがほとんど無かった選手達がいます。名前を挙げると、大久保選手、ネット選手、森谷選手、田坂選手、エドゥ選手と5名です。フィールドプレーヤー18名中5名がシーズン後半には出場しなかったことになります。

この5選手の合計出場時間は1,048分です。これは 90分 x 10人(GK除く)x 7試合 = 6,930分 の16%以上を占めています。この7試合でいろいろと試した経験をシーズンを通して生かせなかったという意味で、鬼木監督には誤算のあった最序盤の7試合だったと思います。

もちろん他の選手達が後半になって出場機会を増やしてくるのですが、主力となってフロンターレを支えたのは守田選手ぐらいでした。

2019シーズンの開幕直後7試合の出場選手達

今のところ特別指定選手の登録はなく登録選手は30名です。ここまでの7試合で出場選手数は総勢21名になります。GKが1名、フィールドプレーヤーが20名です。2018シーズンよりもフィールドプレーヤーが2名多くなっています。

2019シーズンで怪我が報告されているのは、守田選手、阿部選手、大島選手、小林選手、馬渡選手の5名です。守田選手以外の選手はここまで怪我により試合を欠場したことがあり、怪我が選手のやりくりを難しくしている点もあります。

出場時間の長い順に並べてみました。出場時間にはアディショナルタイムは含めていません。

背番号ポジション選手名出場時間(分)
1GKチョン ソンリョン630
3CB奈良竜樹630
5CB谷口彰悟630
41OMF家長昭博606
7SB車屋紳太郎536
14OMF中村憲剛513
6DMF守田英正489
11FW小林悠472
9FWダミアン396
10DMF大島僚太360
25DMF田中碧281
17SB馬渡和彰280
16OMF長谷川竜也249
20FW知念慶232
2SB登里享平202
26SBマギーニョ125
27OMF鈴木雄斗120
19OMF齋藤学80
34DMF山村和也56
8OMF阿部浩之35
22DMF下田北斗8

ボランチの不安定、中堅・ベテランの頑張り、新しい力の挑戦

最初に挙げられるのは、ボランチが不安定であることです。大島選手が怪我で出場時間を減らしていること、守田選手が昨シーズンの後半のような調子ではないことがあります。この二人が欠場する試合もあり、ボランチの不安定は今シーズンこれまでの最重要ポイントだと思います。その一方で若い田中選手が起用され、及第点のプレーをしていることは今後に向けて良い点です。

出場時間の上位を見て分かりますが、中堅・ベテラン勢は安定して出場時間を延ばしています。特に中村選手は2018シーズンと比較して出場時間が長くなっています。小林選手も怪我が回復しているようですし、これからも中堅・ベテラン選手は期待通りのプレーをしてくれると思います。

2018シーズンと異なるのは、新入団した期待の選手や以前から所属している選手で実力や調子が上がってきた選手が多く出場していることです。ダミアン選手、長谷川選手、田中選手。鈴木選手も90分プレーする時間を与えられました。細かな点ではうまくいかない面もありますが、期待の持てる選手達がチャンスをもらっていると思います。ここでの経験が必ず良い結果をもたらすでしょう。

その一方で誤算は阿部選手の出場時間が少ないことです。ベンチを温める時間が多く心配していましたが、怪我をしていることがわかりました。ただ、このブレーク期間のトレーニングマッチでは得点を含めて活躍しているようなので一安心です。優勝請負人の阿部選手の今後の活躍はポイントになると思います。

紹介CP

期待は大きい

こうしてみると2019シーズンは開幕直後の7試合を経過した時点で、2018シーズンよりベテラン、中堅、若手がそれぞれチャンスをもらっていますし、新入団の選手も早い時期からプレーするチャンスをもらっています。怪我をしてしまっている主力メンバーも復活が近いと思われます。

シーズン前は選手起用に贅沢な悩みを抱えるだろうと思っていました。それが一転、怪我人の続出で選手のやりくりが大変な状況になりました。結果的には良いタイミングでブレークが入り、ブレーク明けには選手達も良い状態で戻ってくるのではないでしょうか。

2018シーズンの最初の試合と最後の試合では出場選手が違っているように、2019シーズンもシーズン途中に台頭してくる選手達はいる筈です。この7試合をみていると、その変化が徐々に現れているようにも思います。

選手達は競争が激しくて大変だと思いますが、レベルの高い競争のなかでチーム力は上がっていくと期待します。

 

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