2020 J1-05節 横浜FC戦 「試合の流れを変えたのは」

試合情報

2020年 J1リーグ 第5節

2020年7月18日(土)19:03 KO

ニッパツ三ツ沢球技場

横浜FC vs 川崎フロンターレ

試合結果

横浜FC 1 – 5 川崎フロンターレ

-得点者

  • 脇坂(28分、川崎)
  • 田代(59分、横浜)
  • 家長(75分、川崎)
  • 小林(78分、川崎)
  • 小林(83分、川崎)
  • 谷口(90+6分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

長谷川 ダミアン 家長

大島 田中 脇坂

登里 車屋 谷口 山根

GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

  • 小林 in、ダミアン out(60分)
  • 三笘 in、長谷川 out(60分)
  • 下田 in、大島 out(84分)
  • 守田 in、山根 out(84分)
  • 山村 in、登里 out(89分)

躍動する横浜FCを吹き飛ばす大勝

再開後の好調を維持する

今シーズンJ1昇格を果たした横浜FCに5‐1の大勝し貫禄を示したフロンターレでした。これで再開後は4連勝、4試合で総得点14、総失点3となりました。どこかのインタビューで鬼木監督の発言として、毎試合3得点を目指していると紹介されていました。これまで毎試合複数得点を目指すと新体制発表会などで公言していましたが、3得点以上を目指しているんですね。心強い限りです。

横浜FC

横浜FCは見ていてとても気持ちの良いチームでした。若い選手が気後れせずに積極的にプレーし、個性のあるポジショニングでフロンターレを翻弄していたと思います。自陣からボールをつなぐことを目指し、結果としてボール支配率も50%を上回りました。

ボールを保持することにこだわりがあるのでしょう。同じ道を歩んできたフロンターレのサポーターとしていえることは、自陣でボールを保持するのはそれほど大変ではないということで、問題はボールを支配しながら相手陣にいかに侵入するかです。この点でフロンターレとはまだ差があると思いました。それでもある程度この戦術は奏功する可能性もあると思います。今後の横浜FCの成長に注目したいと思います。

試合の流れを変えた交代選手?

攻撃的なことは間違いない

横浜FCは攻撃時にはフォーメーションのミスマッチを活かしてうまくボールをつなぎ、また守備時にはマンツーマンのような守備で激しくフロンターレの選手をつぶしにかかりました。これは毎シーズン苦戦するいつものパターンです。危ないシーンはないながらもチャンスを得点にできずじりじりしているうちに脇坂選手のゴールが生まれます。

家長選手からダミアン選手にセンタリングがあがり、ダミアン選手のヘディングシュートがゴールバーにはじかれたところを脇坂選手が押し込んだものでした。こんなに簡単に点が取れるんだ、とあっけないぐらいな得点シーンでした。とはいえ、ダミアン選手のシュートがバーにはじかれたときに、ペナルティエリアに侵入していた選手は、ダミアン選手、長谷川選手、脇坂選手に大島選手。どこにこぼれても対応できるぐらい選手がいたことになります。登里選手もペナルティエリアにいました。

これが今シーズン掲げる超攻撃的フロンターレなのでしょう。4-3-3フォーメーションのインサイドハーフがしっかりと得点に絡む位置にポジションしているということです。これでペースを握ることができると思っていましたが、そう簡単な試合ではありませんでした。

波状攻撃を耐えられず

リードしても追加点を取りに行く今シーズンのフロンターレですが、この試合ではそうなりませんでした。得点につながるようなシーンはありましたが追加点は上げられず、横浜FCの勢いも後退することはありませんでした。

失点シーンはあまりにも見事にやらました。自陣に押し込まれて外からの崩しに対応できず、失点しそうだと思ったらその通り失点したという、何もできずに失点したという衝撃の失点シーンでした。こんなに脆い守備を見せられたら大いに不安になってしまいます。

試合の流れを変えたのは、、、

失点直後に小林選手と三笘選手が交代で出場し、ファーストプレーで三笘選手が自陣から切り裂くようなドリブルを見せました。小林選手は最前線からチェイシングを続けました。これまでの試合の交代選手は試合を優位に進めている時間帯での出場でしたので、大きく試合の流れを変える必要がない状態でした。しかし、このシーンは同点にされた直後で、試合の流れが横浜FCに傾きつつある状態でしたので、交代選手の力が問われます。

この二人が何かしてくれそうだと思っていると、うまいコンビネーションで抜け出した三笘選手がドリブルでペナルティエリアに侵入し倒れました。PKになりましたが、リプレーを見たうえで私は、ファウルではない、と思います。シミュレーションを取られてもおかしくないプレーだったと思います。こういうことを含め、相手ゴールの近くにいればいろんなことが起こる可能性があることは繰り返し述べてきましたが、なんとも後味が悪いものでした。最初のPKから横浜FCは崩れてしまい、その後はフロンターレが得点を加えていきました。

交代選手を中心にフロンターレが横浜FCを圧倒しそうな内容になってきており、レフリーの誤審がなくてもやれていたと思います。それを見ることができなかったのがとても残念です。まぁ、レフリーの要因もありましたが、交代選手が試合の流れを変えてくれそうに思えたのは今シーズン初めてでした。今後もチーム内競争は激しくなっていきそうです。

奮闘する選手達

三笘薫

あんなに広いストライドでどうしてドリブルができるのは不思議ですが、スピードあふれるドリブルが魅力の三笘選手。この試合では誤審と思われる判定によりPK獲得とミソが付きましたが、マリーシアなんて全く不要です。今シーズンのフロンターレの戦い方の中で力を発揮してくれる場面は多いと思います。

小林悠

昨シーズンまでなら右ワイドのポジションでもプレーできると思っていましたが、今シーズンのワイドのポジションは自ら突破することが求められます。相手の裏をとることを得意とする小林選手にとっては1対1のプレーはそんなに得意とは思えません。そうなるとポジションとしてはCFの一択です。再び得点王と取りたいとの決意を見せる小林選手、まずはダミアン選手との競争に勝つ必要があります。

田中碧

もう何も心配する必要ななくなってきました。ポジショニングもよいし、ボールを受けに頻繁に顔を出します。ボールを失うことも少なくなりました。アンカーとして大化けするかもしれません。若い選手を見るのは本当に楽しみです。

次の試合

J1-第6節

7月22日(水)19:30 KO

ユアテックスタジアム仙台

ベガルタ仙台

中3日でアウェー仙台戦です。そろそろ前線の選手に疲労が出てくるころかもしれません。先発メンバーの変更もあり得るのではないでしょうか。どんなメンバーでも3得点の目標を達成するような攻撃的な試合を期待します。