J1-07節 湘南ベルマーレ戦 心配するより安心した試合

J1リーグ

試合情報

2020年 J1リーグ 第7節

7月26日(日)19:03 
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs 湘南ベルマーレ

試合結果

川崎フロンターレ 3 – 1 湘南ベルマーレ

得点者
タリク(57分、湘南)
山根(61分、川崎)
三笘(78分、川崎)
田中(88分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 旗手 小林 家長
2列目 下田 守田 脇坂
3列目 登里 谷口 ジェジエウ 山根
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

大島 in、脇坂 out(58分)
三笘 in、旗手 out(58分)
ダミアン in、家長 out(66分)
宮代 in、小林 out(66分)
田中 in、下田 out(85分)

心配するより安心した試合

またも先制点を奪われる

この試合もDAZN観戦でしたが、最初に気になったのはピッチの芝の状態でした。遠目に見てもわかるぐらい芝が薄くなっている部分が目立っていました。少ない日照時間の影響なんでしょうか。今後梅雨が明けて暑くなると、それはそれで大変だと思いますが、維持管理を頑張ってもらいたいと思います。

試合開始直後は湘南も球際強く当たってくるところもありましたが、フロンターレも負けることなく戦ったことが功を奏し、5分も経過しないうちに試合を安定させることに成功しました。相手の勢いを削いでしまうとフロンターレペースになります。

得点はできないまでも前半だけでシュート数は13本。内容は、フロンターレは良く攻撃したものの、湘南が良く守った前半といえると思います。今シーズンこれまでの試合と比較して考えると、早い時間帯に得点できていないことから、悪い内容といわれるかもしれませんが、そんなことは全くないと思います。

とはいえ、またしても先制されたことは問題です。サイドからのセンタリングにはどのチームも弱点はあると思いますが、この試合は左サイドからやられました。まぁシュートが見事だったということではあるのですが。このシーン以外の試合運びは完璧といってよいほどだと思います。

途切れない攻撃

圧倒的な支配率にも関わらず攻められない、得点できないという試合はこれまでにもたくさん見てきました。あまりにもボール保持にこだわりすぎるために、安全策ばかりを選択し、最終ラインとサイドライン沿いでボールをぐるぐる回すことに専心してしまい、見ていても全くつまらない試合が多い時代がありました。

しかし、今シーズンのフロンターレはこれまでとは大きく違うと感じています。攻撃が途切れることがないからです。特に左右の攻撃が活性化しています。人が入れ替わりながらドリブルを仕掛け、また、相手の裏を抜けることに成功している左サイドの攻撃は見ていてとても楽しいものです。右サイドも能力の高い選手達が特徴を活かしながら相手を攻略しています。真ん中にいる選手の得点が増えるのもわかります。

鬼木監督は選手にチーム戦術の中で自分の特徴を活かしてほしいと言っていたようですが、今シーズンは選手が生き生きとプレーしているように見えますし、それが良い攻撃を生んでいるように思います。

まだまだ強い相手と当たりますが、今シーズンは本当に楽しみになってきました。

誰が出ても変わらない時代へ

厚い選手層

昨シーズンまでも、「誰が出場しても同じサッカーができる」と言っていましたが、実際にはそうでないと思っていました。先発メンバーとして名を連ねても問題のないフィールドプレーヤーは12~3名で、それ以外のメンバーが2人以上加わると一気にチームが停滞していたと思います。

そんな思いもあり、今シーズン再開後の3連戦の3戦目である第4節柏戦と今節湘南戦で先発メンバーを大幅に変更してきたことに注目していました。どちらの試合も力が落ちるようなことは全くなかったと思います。特にこれまでアンカー、インサイドハーフとして先発出場している5名(大島選手、脇坂選手、下田選手、田中選手、守田選手)は、誰が出ても、それぞれの個性を十分に活かしながらチームとして良いプレーができていることには驚きです。

鬼木監督

私が就任以来これまで鬼木監督の選手起用に感じていたことは、交代枠はフルに使うけれど先発メンバーはほぼ不変であったということです。疲労があると思われる状況でも、先発メンバーは変えることは少なく、見た目にわかるぐらいチーム全体の動きが重いような状態も良く見られました。

その鬼木監督が一気に先発メンバーを複数人入れ替えたことには少し驚いたものでした。監督も「うちは選手がいっぱいいるので、ポジティブで、監督としてはありがたいことだと思います」とコメントしています。昨シーズンも今シーズン並みに選手はいたと思いますが、優勝を逃して考え方に変化があったのかもしれません。

監督の起用法が変われば選手にも影響は出てきます。途中出場だけでなく、先発出場する機会は増えてきました。スタートからまかされることでチームに貢献している気持ちも増えてくるでしょうし、交代で入る選手は自分の役割を自認してよいプレーができているように感じます。

鬼木監督の優れているところはチームマネージメントだとつくづく感じます。今シーズン順調なことばかりではないと思いますが、ピンチな状況でチームにどんなパワーを与えてくれるか楽しみです。

奮闘する選手たち

守田英正

守田選手は90分間出場して価値を発揮する選手だと思いました。この試合90分間攻守に安定していたと思います。アンカーのチーム内競争はとても高い激しいですが、攻撃にどれだけ絡めるかという点が競争に勝つポイントになるのではないでしょうか。惜しいシュートがありましたが、もっとミドルシュートを打ってもいいのではないかと思います。

旗手玲央

ドリブルが早いわけでもなく、背が高いわけでもない旗手選手。総合力を向上させていくことが必要になります。プレーの精度を向上の余地があると思います。初得点は三笘選手に先を越されてしまいましたが、焦ることなくこれまでのプレーを継続していってほしいと思います。

下田北斗

この日のMVPにあげたいと思います。レベルの高い選手が多いフロンターレの中盤でも他の選手に劣ることはありません。運動量豊富に相手のペナルティエリアまで侵入する一方で、自陣深いところまで戻って相手のセンタリングをタックルで防いています。

次の試合

J1-第8節
8月1日(土)19:00 
パナソニック スタジアム 吹田
ガンバ大阪

1週間空いて好調なガンバ大阪とアウェイゲームです。フロンターレの現在の実力を測るには絶好の相手です。ここのところ分の悪い宮本監督率いるガンバ大阪をどのように粉砕してくれるのか、期待に心躍ります。

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