2020 J1-10節 コンサドーレ札幌戦

試合情報

2020年 J1リーグ 第10節

8月15日(土)14:03

札幌ドーム

コンサドーレ札幌 vs 川崎フロンターレ

試合結果

コンサドーレ札幌 1 – 6 川崎フロンターレ

得点者

  • 車屋(35分、川崎)
  • 三笘(50分、川崎)
  • ダミアン(55分、川崎)
  • 三笘(63分、川崎)
  • ジェイ(79分、札幌)
  • 小林(87分、川崎)
  • 小林(90+5分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

旗手 ダミアン 宮代

下田 守田 脇坂

車屋 谷口 ジェジエウ 山根

ソンリョン

フロンターレ交代選手

  • 三笘 in、宮代 out(46分)
  • 田中 in、下田 out(46分)
  • 小林 in、脇坂 out(64分)
  • 山村 in、ジェジエウ out(69分)
  • 齋藤 in、ダミアン out(84分)

ルヴァンカップの教訓

豊富な得点バリエーション

前の試合ルヴァンカップ第3節名古屋戦であまり良くなかった試合内容から鬼木監督は相当のはっぱをかけたのではないかと思います。選手は試合開始直後からホームで勢いのある札幌のプレスを跳ね返すことができていました。その中心は旗手選手でした。止まることを知らないように動き回る旗手選手のスタミナは無尽蔵のように感じます。あれだけ前線で動きまわれば相手DFも翻弄されてしまうでしょう。

危ない場面はありましたが、均衡を破ったのはセットプレーでした。車屋選手のゴールは4年ぶりだそうです。この先制点から堰を切ったように得点を重ねました。そのバリエーションも多く、セットプレー、パス交換での崩し、個人の力での突破とあの手この手で3得点でした。

リードした時のフロンターレが強いのは以前からですが、札幌は守備の選手に変えて攻撃の選手を投入してきました。これでは試合になりません。6得点の結果は札幌のやけっぱちの戦術によるところも大きかったでしょう。

ボールを動かせばリズムが生まれる

ルヴァンカップ名古屋戦では、ボールを保持していても相手選手の前でぐるぐると隣にいる味方にパスをするだけで相手を動かすことができていないように感じました。この試合では一人飛ばしのパスが多くみられました。谷口選手から山根選手やジェジエウ選手から車屋選手、1人飛ばすだけで相手を動かすことができます。

ボールを失わないことも大切だとは思いますが、やはり前後左右にボールを大きく動かすことが相手へのダメージにつながってくることは間違いありません。特に前線に3人いるわけなので、常に相手の裏を狙っていてもらいたいですし、パスがつながらなかったとしても相手の裏へ積極的にフィードすることも大切なプレーだと思います。

加速する世代交代

急激な成長カーブ

旗手選手も三笘選手の開幕戦から出場機会を得ています。最初のうちは途中出場ばかりでした。スケジュールが厳しいことから鬼木監督もこの2人に頼らなければいけない時期が来ると考えたのかもしれません。中断期間中にけがをしていた小林選手がいないため、ダミアン選手、家長選手、長谷川選手に代わる選手としてこの2人は齋藤選手と4人目の座を争っていました。

ところが試合に出場し続けることでどんどん成長し、今では先発メンバーとして名を連ねても全く心配することはありません。もちろん足りない部分はあると思いますが、急激な成長カーブを示していると思います。

2連覇を成し遂げていたころには、ベテラン・中堅の先発メンバーはほぼ固定され、新しいメンバーが入ることは相当難しい状況でした。将来大丈夫だろうかと感じたこともありました。しかし、連勝街道を走りながらも若手選手を出場させ、成長させることに鬼木監督は成功しています

鬼木監督が積極的に若手にチャンスを与えているのは田中選手の例があるからでしょう。2連覇のシーズンの最終盤に途中出場で初得点をあげ、昨シーズンは大島選手の試合直前の怪我を受けて急遽先発出場し、そのまま出場機会を増やし、あっという間にレギュラーに定着しました。鬼木監督は、若い選手は試合に出ることで急激に成長することがあると実感しているのでしょう。ルヴァンカップ名古屋戦であまり良いところのなかった宮代選手を連続して先発に使ったことも期待の表れだと思います。

攻撃的ポジションに総勢14人

何も情報がない状態で試合欠場が続いている家長選手とそろそろ復帰してきそうな中村選手。この2人が戻ってきたら大変なことになりそうです。攻撃的なポジションとして、インサイドハーフから前のポジションは5つです。今シーズンそのポジションでプレーした経験のある選手は13人。それに中村選手を加えて総勢14人。

サポーターとしてはあの選手もこの選手もその選手も見たいのが本音ですが選手達はどうなんでしょう。交代枠も多いですし、厳しいスケジュールのためか出場時間が少ないことに選手から大きな不満が出ていないのだと思いますが、鬼木監督も頭が痛いでしょう。

今後の一番の楽しみは中村選手がどのポジションで出場するのか、そして出場した時にどのように他の選手との違いを見せてくれるのかです。

奮闘する選手たち

三笘薫

交代出場だけでなく先発出場でも結果を残している三笘選手。まだ消えている時間も多く感じますが、相手が疲れてきたときの破壊力は強力です。このまま左ウイングのファーストチョイスになってしまうのか。どんどん頼もしくなってきています。

山根視来

やはり前に出るプレーは魅力的です。前所属の湘南ではロスタイムの得点が多かったと聞いていますが、この調子で前に出て行っていたのでしょうか。フロンターレはチームとしてボールを失うことが少ないので、試合序盤から前に出て行くことを狙えるのかもしれません。ひやひやすることも多いのですが、うまく折り合いをつけて効果的な攻撃をしてもらいたいです。

車屋紳太郎

とてもよいプレー内容だったと思います。ポジションライバルが登里選手なので大変ですが、ベンチに置いておくには本当にもったいない選手です。出場した時に結果を残せば自ずと出場機会も増えてくると思います。

次の試合

J1-第10節

8月19日(水)19:00KO

等々力陸上競技場

セレッソ大阪

なかなか勝てなかったオレンジチームなどフロンターレが苦手にしているチームはこれまでもありました。ここ数年で一番の苦手チームといえば、C大阪です。強豪5連戦の中でも一番の強敵といえる相手を倒して最強フロンターレを証明してもらいたい。1試合休んだ大島選手がカギとなるでしょう。