2020 J1-22節 サンフレッチェ広島戦

試合情報

2020年 J1リーグ 第21節

2020年10月14日(水)19:03 KO

エディオンスタジアム広島

サンフレッチェ広島 vs 川崎フロンターレ

試合結果

サンフレッチェ広島 0 - 2 川崎フロンターレ

得点者

  • ダミアン(56分、川崎)
  • 三笘(90 + 5分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

齋藤 ダミアン 家長

脇坂 守田 田中

登里 山村 ジェジエウ 山根

ソンリョン

フロンターレ交代選手

  • 三笘 in、脇坂 out(55分)
  • 旗手 in、齋藤 out(55分)
  • 小林 in、ダミアン out(82分)
  • 宮代 in、小林 out(85分)

面白い試合が増えてきた

フロンターレを恐れないチーム

しぶとい広島を2-0で退け今シーズン2度目の10連勝を達成しました。先発メンバーを見ても驚きはしませんでしたが、大島選手と谷口選手をベンチにも入れないなんて、昨年までなら試合前から不安な気持ちになっていたことでしょう。

10連勝中とはいえ接戦の試合が増えてきたと感じています。その1番の理由は、相手チームがフロンターレにビビらなくなってきたことだと思います。今シーズン2度目の対戦に入り、フロンターレに慣れてきたのか、腰が引けていてはやられる一方になると危惧しているのか、降格がないので思いっきり戦えるのか、下位のチームでも強気でかかってくることが増えてきました。

元々厳しい球際のプレーを好み、激しいプレスができる広島が試合開始直後から素晴らし戦いを挑んできた試合となりました。一進一退の好ゲームだったと思います。

サッカーはエンターテイメント

今シーズン鬼木監督はしきりに「サッカーはエンターテイメントで、見る者を楽しませるのはゴールである」と言っています。目から鱗とはこのことで、なぜ今までこんな自明なことを声高に言うサッカー関係者がいなかった、少なかったのかと思います。

サポーターを増やすにはゴールをたくさん上げることが大切です。既存のサポーターを喜ばせるだけなら勝てばある程度は納得してもらえると思いますが、新たにサポーターを獲得するためには、引きこもってカウンターだけなんて戦い方をしていてはいけません。

この試合をを見ながらそんなことを考えていましたし、考えを巡らせるきっかけになった広島の戦い方にはリスペクトしたいと思います。

次のヒーローの出現待ち

苦戦続き

90分間制圧していた試合が減り、接戦、苦戦の試合が増えてきている理由として、フロンターレに目を向けて考えてみたいと思います。

最初に上げるのは、三笘選手、旗手選手の新人2人が通常運航になったことでしょうか。ひどいプレーをしているわけではありませんが、これまでが出来過ぎだったと思います。三笘選手はこの試合でも美味しいところを持っていきましたが、これまでのような神がかり的な内容ではありませんでした。

2つ目は、ビルドアップに時間がかかり過ぎていることです。厳しくなってきた相手チームのプレスをかいくぐるのに苦労をするようになってきました。相手の研究もあるでしょうし、披露の蓄積もあるでしょうが、ボールを前に運ぶのに時間がかかってきました。選手間の距離を取りフィールドを広く使うことで早く前に出ていけるのではないかと感じています。

ターンオーバーの拡大

ここに来てターンオーバーの対象が最終ラインにまで広がって来たことは良いことでしょう。ヘロヘロだった谷口選手にリフレッシュさせたり、1試合空いた登里選手がこの試合でサイドで相手を出し抜いて素晴らしいセンタリングを上げるなど、結果に現れてきていると思います。

心配はアンカー守田選手です。今の守田選手は毎試合ずっと見たいぐらいハイレベルなプレーをしています。田中選手でも良いとは思いますが、今の守田選手は簡単に変えられる選手ではなくなってきていると思います。どこまで使い続けるのか鬼木監督の起用方法に注目です。

次のヒーローは誰だ

最初の10連勝の時には日替わりでヒーローが誕生していました。シーズン終盤に入ってもう一つギアを上げるには、新しいヒーローの出現が必要ではないでしょうか。

鬼木エンターテイメントサッカーの中核である脇坂選手は、シーズン通して起用され続けています。全く文句のつけようがないプレー内容だと思いますが、脇坂選手が昨シーズンのようにミドルシュートを決め始めれば終盤のヒーローになるはもってこいの選手だと思います。

先発の座をしっかりと確保した齋藤選手もまだゴールには届いていません。得点チャンスは多くあります。是非ともゴールで貢献してほしい。

復活した中村選手がチームに勢いを与えるのか、怪我から戻りつつある長谷川選手が台頭してきたライバルに負けまいと活躍しだすのか、宮代選手がもう一皮むけるのか。新しいヒーローの出現が楽しみなシーズン終盤です。

奮闘する選手たち

守田英正

前半19分の左サイドを上がっていったブレーは素晴らしかったです。あのプレーができればビルドアップの幅が広がります。その守田選手に呼応して全速力で裏に抜けた脇坂選手も素晴らしかった。この二人にはフロンターレを大きく変える可能性を感じます。

チョンソンリョン

この試合のソンリョン選手の貢献度は高かったです。動かずに待って相手のシュートを防いだり、味方の足に当たってコースが変わったシュートに反応してはじき出したり、安定感満点でした。

旗手怜央

さすがに疲れが見えます。細かなミスが目立つようになりましたし、パワフルなプレーも少なくなってきたと思います。しっかり休ませた方がいい気がします。

次の試合

J1-23節 10月18日(日)19:00 KO

等々力陸上競技場

名古屋グランパス

3試合無失点の好調名古屋との対戦です。11連勝の記録もかかります。こういう試合ができることが選手にとっては幸せなのではないでしょうか。試合内容で名古屋より上回ることができるのか。サポーターとしては順位を気にして手に汗を握る必要はありませんが、どんな内容の試合を見せてくれるのか楽しみでなりません。