2020 J1-24節 ヴィッセル神戸戦

試合情報

2020年 J1リーグ 第24節

8月26日(水)19:03

ノエビアスタジアム神戸

ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ

試合結果

ヴィッセル神戸 2 – 2 川崎フロンターレ

得点者

  • 大島(23分、川崎)
  • 西(30分、神戸)
  • ドウグラス(42分、神戸)
  • 旗手(75分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

旗手 小林 家長 大島 田中 脇坂 登里 谷口 ジェジエウ 山根 ソンリョン

フロンターレ交代選手

  • 三笘 in、脇坂 out(46分)
  • 車屋 in、ジェジエウ out(55分)
  • 守田 in、山根 out(55分)
  • ダミアン in、田中 out(66分)
  • 下田 in、旗手 out(86分)

強豪5連戦の最後は自信をつけたヴィッセル神戸

自信を持ったチームとの力比べ

強豪5連戦の最後は神戸でした。イニエスタ選手は出場しませんでしたが、そもそもメンバーを見れば強いのは当たり前のように思います。更に昨年の天皇杯を獲得し若い選手たちもすっかり自信をもってプレーしています。

11節で苦手なセレッソ大阪に大勝したフロンターレがここで神戸にも勝てるようであれば、その実力を確信できるのではないかと観戦していました。アウェイでの連戦、気温は28.6度、ピッチは滑り、難しい試合になりましたが、90分良く戦っていたと思います。

先制点を取ってから少し緩んだところがあったかもしれません。マークが甘くなって簡単に2失点を喫し、試合を苦しくしてしまいました。特に2失点目は前半終了間近の42分でした。前12節で名古屋にも前半44分に失点しており、この時間帯は鬼門になりつつあります。

後半は半ばやけっぱち気味な戦い方だったと思います。後半開始直後からオープンな打ち合いに出てしまい、追加失点していてもおかしくなかったと思います。リードされていたと言ってもその時点では1対2でしたので、リスクを冒しすぎていたように思います。ハーフタイムに鬼木監督の強い喝が入ったのでしょう。

最終ラインの選手を2人も55分に交代させたということは、ここまでの選手起用に問題があったと認めざるを得ません。鬼木監督は強豪5連戦を同じ最終ラインで戦いたかったのかもしれませんが、選手が耐えられなかったということなのでしょうか。

早い攻撃が雑な攻撃になっている

早い攻撃を仕掛けるのが今シーズンのフロンターレですが、その精度にはまだまだ向上の余地がありそうです。2,3年前には900本以上のパスをつないだ試合もありました。現在のサッカーでだらだらと多くのパスをつなぐことに大きな意味はないと思いますが、少し攻撃のスピードを上げただけでミスパスが目立つようになってきています。

中盤の選手からのパスがカットされることもありますし、ラストパスがカットされることもしばしばです。パスの出し手と受けての息が合わない、パスの精度が悪い、相手は苦労せずにボールをマイボールにしてしまいます。この試合に限らず、攻撃していたと思ったらすぐにボールが相手にわたってしまう。攻撃のリズムがとても悪いシーンが多くなっていると感じます。早い攻撃をするために雑になってはいけません。精度の高いパスをスパッと連続で決めるフロンターレを待っています。

豪快な失点と繊細な得点

豪快な失点

2失点ともサイドから放り込まれたボールにうまく対処できなかったものでした。西選手の走り込みも、ドウグラス選手がヘディングに強いこともスカウティング済みだと思いますが、それでもやられてしまったことは単純に実力不足だと思います。

前節名古屋戦の金崎選手のヘディングシュートもそうでした。単純なセンタリングから一発でゴールを決められてしまうのでは手の打ちようがありません。フロンターレ攻略としてこのやり方を徹底してくるチームも出てくるのではないでしょうか。

繊細な得点

逆に得点は繊細なゴールだった印象があります。大島選手の得点は針の穴を通すようなシュートでした。小林選手、脇坂選手が相手の選手を引っ張って穴を作ったこともありますが、大島選手が山根選手からボールを受けた後に神戸の山口選手をうまくフェイントでかわしてゴール隅に流し込みました。隙間が見えたのでしょうね。さすがのシュートでした。山根選手が大島選手にボールを返したタイミングもよかったと思います。フロンターレの選手らしくなってきました。

得点目の旗手選手はこれまでの力を振り絞ったようなシュートではなく、浮き球を胸でコントロールし確実にボールをミートしたシュートでした。これまでの全力プレーのイメージからちょっと印象が変わりました。力が抜けて素晴らしいシュートだったと思います。

奮闘する選手たち

田中碧

相手マークの前に何もできなかったと感じているのではないでしょうか。チームの軸としてますます相手に狙われる選手になっています。最近守田選手のプレーが充実しているのでチーム内競争も激しくなってきています。ここが踏ん張りどころです。ここを乗り越えればさらに上のレベルの選手になるでしょう。

小林悠

途中交代で得点を量産していた小林選手。ダミアン選手と交互に先発出場するまで調子が上がってきました。相手DFがフレッシュな前半のプレーは大変だと思いますが、ポストとしてもう少しボールを収められるようになってくれるとチームとして助かると思います。

大島僚太

美しいゴールを見せてくれる大島選手。点を取ることは頼もしい限りですが、少しパスミスも目立つようになっています。中盤へのマークが厳しいのはわかっているのですが、、、

次の試合

J1-第13節 8月29日(土)19:00KO

等々力陸上競技場

清水エスパルス

ひと息つく間もなく試合は続きますがホームに戻っての清水戦です。チーム成熟度に大きな差があると思いますが油断は禁物です。再び大量得点でここ数試合の鬱憤を晴らしてほしい。