ルヴァンカップ GS第1節 清水戦 やりたいことは分かった

ワルンタ01フロンターレ
スポンサーリンク

試合情報

2020年 ルヴァンカップ GS第1節

2020年2月16日(日)14:03 KO
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ vs 清水エスパルス

試合結果

川崎フロンターレ 5 – 1 清水エスパルス
得点者

  • ダミアン(10分、川崎)
  • 長谷川(23分、川崎)
  • 石毛(67分、清水)
  • 長谷川(74分、川崎)
  • 小林(83分、川崎)
  • 小林(90+5分、川崎)

フロンターレ先発メンバー

1列目 長谷川 ダミアン 宮代
2列目 大島 田中 脇坂
3列目 登里 谷口 ジェジエウ 山根
GK ソンリョン

フロンターレ交代選手

旗手 in、宮代 out(54分)
小林 in、ダミアン out(61分)
三笘 in、長谷川 out(79分)

やりたいことはよく分かりました

新戦術発表会は成功

キャンプ中からいろいろと取りざたされていた4-3-3フォーメーション。キャンプ地を訪問できなかった者としては、初めて見る新生フロンターレの戦いでした。

その発表会の結果は満足のいく内容だったのではないかと思います。もちろん相手がクラモフスキー新監督の元で大きく戦術の変更を進めている清水であったことが、最大の要因だと思います。何度もフロンターレのボール狩りトラップにかかったとしても、辛抱強く最終ラインからボールを繋ごうとしていました。また、ゴール前のマークも緩かったですし攻撃陣はやりたい放題になっていました。

ボールも人も止まらない

ようやくまったりした省エネサッカーから脱却して、ボールも人も良く動くサッカーを目指そうとしているようです。

昨シーズンまでは攻撃時には選手のポジションは自由度が高く、みんなでボールに近寄っていって自分たちで局面を窮屈にしていましたが、この試合では、攻守ともに明確に受け持ちのエリアが決まっているように思いました。

遅攻になってサイドを攻略しようとするときに、これまでなら反対サイドの選手も参加して4、5人懸けてパスを回すことが常態化していましたが、新戦術では、明確に攻略するサイドの3名で崩すと決めているようです。前半の右サイド、宮代選手、脇坂選手、山根選手、後半の左サイドの長谷川選手、登里選手、脇坂選手の攻略は見事にはまっていました。人数をかけなくても攻略できるのだから素晴らしいことです。

選手達が楽しそうなのが良い

堅苦しくて難しい顔をしながら相手を攻略しようとしていた昨シーズンでした。この試合では、もちろん頭を使うことも沢山あるのでしょうが、戦術家としての選手というよりもプレーヤーとしての選手を前面に感じることができました。

上手くいっていたこともあって選手達も楽しかったのではないでしょうか。そういう姿を見ると見ている方も楽しくなってきます。「超アグレッシブ」なかなかいいじゃないですか。

問題点はどこに

戦術的にどうしても隙が出てくるエリアがあるのでしょうが、ここでは触れません。やるべき事ができていないという意味での問題点を2つあげておきたいと思います。

一つ目は、GKの担当エリアが昨シーズンと変わっていないことです。最終ラインがハイラインを取ることで、後ろにできるスペースはGKが埋めるものと思っていましたが、ソンリョン選手のカバーするエリアは昨シーズンと変化がないように思いました。このままでは今シーズンファーストGKの交代もありそうです。

もう一つは、最終ラインの統制が取れていないことです。後ろのスペースが怖いのでしょうか、山根選手がどうしても最終ラインより下がってしまう癖があるようです。そこはディフェンスリーダーの谷口選手がコントロールしないといけないと思いますが、この試合ではそれができていませんでした。

この2点はどちらも新戦術の鍵となるものだと思います。改善していく必要があります。

選手達もうずうずしているでしょう

ベンチメンバーもすごいことに

この日の試合の先発を掴んだ選手達はとても良いプレーを見せたと思いますが、ベンチメンバーを見て贅沢だなぁと感じていました。始まったばかりなのですから、この試合の先発メンバーがベストだと思う必要もなく、このフォーメーションでどんどん新しい選手も起用してもらいたいと思います。

期待が高まる選手達

左SBの登里選手もいいプレーを披露していましたが、昨シーズン積極的に前への侵入を繰り返していた車屋選手は登里選手とはまた違った良さを出してくれるでしょう。同様に右SBのジオゴマテウス選手のプレーも早く見たいものです。

運動量の求められる中盤の3名は、必然的にローテーションになると思います。大島選手、脇坂選手、田中選手の3名に加えて、守田選手、下田選手と控えています。このポジションも誰がでても大きく力が落ちることはないと思います。いずれは中村選手もこの競争に参入してくるでしょう。

前線はもっと競争が激しいことになっています。右サイドで起用された宮代選手は是非センターでのプレーを見てみたい。両サイドでプレーできる選手も揃っています。まぁ、鬼木監督から嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。

家長昭博はどのポジションでプレーするのか

サッカー専門サイトなどでは家長選手をインサイドハーフのポジションでプレーするとの予想が多いと思います。おそらくプレシーズンマッチでもそこで使われていたのかもしれません。

昨シーズンからこのブログで言い続けていますが、家長選手が最も輝くのはサイドアタッカーだと思っています。左右どちらでも一瞬のスピードで相手を抜ききることは他のどの選手よりも優れていると思っています。私は右サイドのポジションを小林選手と争うのではないかと思います。

インサイドハーフなのか、サイドアタッカーなのか、いずれにせよゴール前に侵入していく機会の増えてくる今シーズンの戦術では、シュートを決めなければなりません。シュート決定力に不安がある家長選手が試合に起用され続けるには、シュートを決めて得点力があることを証明しなければならないと思います。

奮闘する選手達

長谷川達也

ゴール前に顔を出すことはこれまでも得意にしていたプレーです。開幕戦から2得点と良いスタートをしましたが、このポジションの競争は激しく安心してはいられません。ベテランの域に入る斉藤選手、新入団の三笘選手と優れた選手が揃っています。良い結果を出せば日本代表にも近づくかもしれません、そのためには横浜Fマリノスの仲川選手を超えなければなりません。今シーズンはそのくらい期待しています。

大島僚太

昨シーズンのJ1-32節のブログは「大島僚太の7秒間」とタイトルを付けました。ボールを持ったままじっと7秒間動かなかった大島選手。相手の動きをじっくりと見てゲームを組み立てていくことの多かった大島選手が、今シーズンの早い攻撃戦術のなかでどんなプレーを見せてくれるのか少し不安も感じます。

「J1-32節 浦和レッズ戦 大島僚太の7秒間」(内部リンク)

田中碧

いつの間にかいなくてはならない選手になりました。このくらい体格の良い選手が真ん中で構えてくれているとチームに芯が通ります。もう少しスピードがあればと思うのは欲張りすぎでしょうか。脇坂選手、三笘選手、田中選手が揃って試合に出場する、そんな夢のような機会が増えそうです。そう宮代選手もね。

レアンドロダミアン

よくぞ今シーズンもフロンターレで戦うことを選んでくれました。プレーする場を与えればどんどん結果を出してくれると思います。J1リーグ戦で20点は期待したいです。ただ、バイシクルシュートで自爆しないようにお願いします。

次の試合

J1-第1節
2月22日(土)15:00 
等々力陸上競技場
サガン鳥栖

スタートダッシュをかけるには良い相手ではないでしょうか。激しいプレーが信条のサガン鳥栖に球際でどれだけ戦えるか、新生フロンターレの力の見せ所です。

試合前の井川祐輔さん、黒津勝さん、谷口博之さんの来場も楽しみです。

コメント