2020 ルヴァン杯 GS第2節 鹿島戦

試合情報

2020年 ルヴァンカップ GS第2節

2020年8月5日(水)19:03 KO

県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ

試合結果

鹿島アントラーズ 2 – 3 川崎フロンターレ

得点者

  • 三笘(43分、川崎)
  • 大島(47分、川崎)
  • 旗手(55分、川崎)
  • 伊藤(84分、鹿島)
  • 伊藤(90+3分、鹿島)

フロンターレ先発メンバー

三笘 ダミアン 旗手

下田 守田 脇坂

車屋 山村 ジェジエウ 山根

丹野

フロンターレ交代選手

  • 大島 in、下田 out(46分)
  • 小林 in、ダミアン out(46分)
  • 田中 in、脇坂 out(60分)
  • 宮代 in、三笘 out(67分)
  • 家長 in、旗手 out(90+1分)

鹿島相手にも横綱相撲

新人2人

連戦中のルヴァン杯グループステージ第2節ということで、先発メンバーのターンオーバーがあるだろうと思っていました。その通りメンバーの変更をして鹿島戦に臨むことになりました。中盤の3人は誰が出ても遜色ないと思っていますので、必然的に注目したのが両サイドアタッカーです。これまで比較的出場時間が多く先発メンバーに名を連ねることも出てきた旗手選手、その旗手選手より先に初ゴールを決めて注目度アップの三笘選手の2人です。

正直なところ前半途中まではまだこの2人が同時に先発として出場するには早いなぁと感じていました。決定的なシュートを外してしまう旗手選手。これまでも見てきた光景です。一方の三笘選手はこの試合に限らないことですが、どうも試合への入り方がうまくない。周りの選手と息が合っていないというか、簡単なミスも散見され、チームの士気にかかわるのではないかと思うぐらいのプレーぶりに見えました。

そんな2人が先制点と決勝点をあげるのですから、サッカーはわからないものです。こうして経験を積んで貴重な戦力として成長していくのだろうと思います。若手選手に経験を積む場を与えながらも、キチンと勝利することはそう簡単なことではないでしょう。良い成績を上げると同時に戦力の充実も図っている現状のフロンターレはこれ以上ないぐらいポジティブスパイラルに入っているように思います。

4人同時交代の衝撃

その時点で鹿島は3点差で負けているわけでしたので、驚くことはないのでしょうが、63分に一気に4人の選手交代をしてきました。4人が同時にベンチで戦術を指示され、その指示に基づいてパワーをかけてくるプレーはさすがに強烈でした。これを跳ね返すには相当のパワーがいると思いますし、同時4人交代は負けているときのギャンブル的なやり方として採用してくるチームが出てくるのではないでしょうか。

サッカーという競技が様変わりしそうなインパクトがありました。ちなみにイングランドプレミアリーグでは来シーズンは通常通りの交代枠上限3人に戻すと報道されていました。Jリーグで5人交代枠が今後も定着することはあるのでしょうか。

得点力のアップ

シュートを打つことの重要さ

当たり前のことですがシュートを打たなければ点は入りません。得点力アップのために監督からハッパをかけられているのでしょう、各選手がシュートを積極的に打つようになってきたと思います。この試合でも三笘選手のシュートも相手ディフェンダーがたくさんいる間をすり抜けてゴールに入りました。大島選手のシュートも同様でした。ゴール前にボールを運べば何かが起きるとこれまでも言ってきましたが、シュートを打てば何かが起きるのも事実ですし、打たなければ何も起きないのも事実でしょう。

特に中盤の選手達が積極的にシュートを打つようになってきたことは昨シーズンまでと大きく違うと感じています。中盤の選手がシュートを打つことを見せれば、相手の選手が前線の選手だけをマークすればよいだけではなくなります。アンカーポジションの守田選手、田中選手が積極的にシュートを打っていること、これは直接得点につながらなくても相手にとっては相当な脅威になっていることと思います。

終盤に追い上げられるも3得点が効いた

最終盤に2失点したことは良いこととは思いません。ただ、鬼木監督は、こういうことがありえるから3得点必要なんだとコメントしていました。本音を言えばクリーンシートで試合を終えてほしかったのですが、選手たちが3得点することの大切さを感じる良い機会になったのかもしれません。

前の試合J1-第8節G大阪戦を1-0で勝利し、厳しい気象条件の中では省エネサッカーもあるのかと感じさせられましたが、鬼木監督はそれを許してはくれないようです。今後もとにかく得点することに積極的なフロンターレの試合は本当に見ていて楽しいものになりそうです。

奮闘する選手たち

山村和也

今シーズン初の先発出場となった山村選手。久しぶりの先発出場の試合で厳しい気象条件のもと90分間のプレーはきつ過ぎたのでしょう。最後は足がつってしまっていました。山村選手の身長の高さはとても魅力的です。これからの連戦で出場機会も増えると思いますし、そのための準備をしっかりしておいてほしいと思います。

レアンドロダミアン

しばらく得点から遠ざかっているダミアン選手。同じポジションの小林選手が怪我から復帰して得点を上げていることから、出場時間も減ってきています。ここでネガティブな気持ちにならないように監督を始めコーチ・通訳のケアが大切です。

三笘薫

試合に入り込めていないと言っておきながらも、三笘選手のプレーには魅了されることが多くあります。とりわけ右足のアウトサイドのプレーは独特です。旗手選手のゴールをアシストしたパスもそうですが、GKのタイミングを外すアウトサイドキックのシュートもいつの日が得点につながる日は来るのではないかと思います。右足のアウトサイドキックに注目です。

次の試合

J1-第9節

8月8日(土)19:00 KO 

等々力陸上競技場

大分トリニータ

7連勝中と既に独走態勢に入りつつあるJ1リーグですが、フロンターレを止めるのは簡単ではないでしょう。久しぶりのホームゲームで大量得点は期待してよいのではないでしょうか。