AFCアジアカップ 日本代表 イラン戦

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試合情報

2019 AFCアジアカップ 決勝トーナメント3回戦 セミファイナル

2019年1月28日(現地時間18:00キックオフ)
日本 3 – 0 イラン

得点者:
大迫(56分)
大迫(67分)
原口(90+1分)

素晴らしい勝利

キックオフ直後から積極的に前線からプレッシャーにいきました。その圧力は試合を通じて衰えることなく、イランにやりたいことを全くやらせずに試合を支配しました。前線のみならず中盤でも激しいチェックを行い、イランのGK、DFが単に前線に蹴り込むしかないほど押し込むことに成功しました。

これを見ていてふと考えたことがありました。とても不思議なのが決勝トーナメント1回戦のサウジアラビアとの戦いで見せた日本代表の腰の引け具合です。おびえたように引きこもり、後方からは蹴り出すのが精一杯で、試合を通して支配され続けた試合のことです

あの試合がなんだったのかと思われるほど、イラン戦では力強さが感じられました。サウジアラビアはボールを繋ごうとする意識が強かった点と、イランはとにかくFWにロングボールを放り込むことに専念していた点が大きく違いますが、この違いは日本の姿勢というよりイランの自滅のように感じました。

攻撃には満足できず

ナショナルチームが個人技に頼らざるを得ないことは理解できます。練習できる機会も限られているし、特に日本代表は普段から同じチームで活動している選手はほとんどいないため、連携が熟成してくるのには時間がかかります。

その点を考慮しても攻撃は相変わらずうまくいっていたとは思いません。最終ラインからビルドアップして作ったチャンスはどれだけあったでしょうか。大会を通じて攻撃面ではまだまだだと感じました。結局その分はセットプレーも含めた個人技と相手のミスからの得点です。それも大切な得点ではありますが、しっかりと試合を支配した状態から攻撃を組み立てて得点するシーンを見てみたいものです。

イランって本当にアジア最強なのか?

FIFAランキングで見るとイランは29位で確かにアジア勢のなかでは最上位にいます。その割には、GKもDFもひたすら最前線のFWめがけてボールを蹴り込むだけで、ゲームの組み立てなど全くない戦い方でした。決勝トーナメントに入ってからのオマーン戦、中国戦のハイライトを見ても、得点シーンは相手のミス(反則からのPK含む)と放り込んだロングボールに競り勝ったイラン選手のゴールがほとんどです。前線選手の個人技(体力・体格的な優位性も含む)で勝利してきたと思います。

日本代表のCBの吉田選手と富安選手がロングボールをはじき返し続け、イランFWとの競り合いにも負けずに戦えたこの試合を要約すると、イランFWの個の力に日本代表CBの個の力が負けなかったため、と結論づけて良いと思います。結局は個の力のサッカーが主流で、「個人の力が上回る方が勝つ」というパターンがアジアの戦いなのかもしれません。アジア最強の称号を持って勝ち進んできたイランの試合ぶりに期待していたのですが、全くの期待外れでした。

AFCアジアカップのベスト4中3チームが中東のチームが勝ち残っていたので、東アジアから中東へアジアサッカーの中軸が移っていっくのかとも思っていましたがそうでもないようです。韓国、中国、そしてオーストラリアが停滞しているといった方が正しいのではないでしょうか。なんとか日本は勝ち残っていますが。

森保ジャパン第一関門突破

AFCアジアカップは目的達成

まだ決勝戦が残っているので、森保ジャパンが最高の結果を残せるかどうかは分かりません。しかしAFCアジアカップで決勝進出を決め、本気の相手と7試合も戦えることになったので、日本代表としては目的を達成したといえます。欲を言えば韓国とオーストラリアとの本気の試合を見たかった。

次の日本代表の戦い

次の日本代表戦は3月のキリンカップです。ボリビアとコロンビアとの対戦が予定されています。2018ロシアワールドカップで日本が勝利したコロンビアには、今回の相手イランのケイロス監督が就任するとの噂があります。そうなると、コロンビアからもケイロス監督からもリベンジを受ける大会になってしまうかもしれません。

SAMURAI BLUE(日本代表)3月にコロンビア代表、ボリビア代表と対戦~キリンチャレンジカップ2019~
SAMURAI BLUE(日本代表)は3月に行われるキリンチャレンジカップ2019の2試合において、3月22日(金)に神奈川/日産スタジアムでコロンビア代表、26日(火)に兵庫/ノエビアスタジアム神戸でボリビア代表と対戦します。また、26日(火)ボリビア代表戦のキックオ

その後は6月にキリンカップが2試合予定(相手は未定)されていて、そのまま南米へ遠征し、コパ・アメリカでチリ、ウルグアイ、エクアドルとの3試合、勝ち進めば更に戦えるということになります。2018年10月にキリンカップでウルグアイと戦って勝利していますが、本気の大会での再戦は楽しみです。

日本代表|公式記録|日本代表|日本サッカー協会

誰を連れて行くのか

コパ・アメリカは、大会の対象となる大陸の国以外には国際Aマッチデーが適用されないため、日本代表チームは欧州チームに所属している選手達を連れて行くことは難しいといわれています。当初オリンピック代表候補を参加させるとの考えもあったようですが、森保監督はA代表で戦いたいとの意向を表明しています。

そうなるとほとんどの選手がJリーグの選手となりますが、Jリーグもリーグ戦の最中で、同じチームから多くの選手を参加させることは無理でしょう。選手選択が難しくなりそうです。

いずれにせよ、コパ・アメリカは2019年の最高の戦いの場といえますので、しっかり戦える選手を連れて行くべきだと思いますし、3月、6月のキリンカップにはコパ・アメリカに出場する選手達を選出し、チームとして機能するようトレーニングを行い、試合をする必要があります。

スポンサーの絡みで欧州所属の選手ばかりを選び、コパ・アメリカでは新しい選手達でぶっつけ本番になどならないように、日本サッカー協会のサポートが必要なのは言うまでもありません。

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